
今回は、oeksound社の人気プラグイン「soothe3」の新機能と、前作「soothe2」との違いをまとめました。
2026年5月に発表されたsoothe3には、いったいどんな魅力があるのでしょうか?
soothe3の基本的な使い方はこちらで解説しています🔻
「soothe3」と前作「soothe2」との違いは?
soothe3と前作「soothe2」の違いは、以下の10項目です。
- Soft/Hard Processingモードのアルゴリズムが一新
- ローレイテンシーモードが追加
- sharpness・selectivityが「detail」に一新
- 使えるバンドの数が最大8個に増加
- バンドパスノードが追加
- サイドパネルの開閉が可能に
- tiltコントロールが追加(周波数帯域ごとに設定を変更可能)
- max cutコントロールが追加
- qualityの設定が簡潔化
- マルチチャンネル設定に対応
soothe3の新機能と前作との違い:Soft/Hard Processingモードのアルゴリズムが一新

soothe3では、Soft ProcessingモードとHard Processingモードのアルゴリズムが一新され、さらにキレイに音を整えることができるようになりました。
soothe3のSoft Processingモードの特徴
Soft Processingでは、INPUTレベルに合わせてスレッショルドが追従します。
例えばGainプラグインを使って音量を上げても、音の周波数帯域全体における相対的な音の強さ考慮して動作するため、音全体において過度なレゾナンスや周波数帯域だと思われる部分だけを抑えます。
これにより、前作・soothe2よりも音のヨレが少なく、音楽的に美しい状態に仕上げることができます。
例えばボーカルトラックにおいて、マイクに近づきすぎて音が一時的に大きくなってしまった箇所も、音のキャラクターを崩さず綺麗に整えることができます。
soothe3のHard Processingモードの特徴
Hard Processingモードは、前作・soothe2と同様の挙動をし、Soft Processingモードのような追従スレッショルドはありません。
INPUTレベルを上げるほど過度なレゾナンスや周波数帯域が抑えられるため、どちらかと言うとコンプレッサーに近い挙動になります。
そのため、「とにかく音が大きくなったらしっかり音量を抑えたい」「サイドチェインを使いたい」という時におすすめです。
soothe3の新機能と前作との違い:ローレイテンシーモードが追加

soothe3にはローレイテンシーモードが追加されました。
前作も十分早く動作するためミキシングやマスタリングの現場でも使われていましたが、今作ではレコーディング中やライブパフォーマンスなど、低レイテンシーが必須となるシーンでも活躍できるようになりました。
ベースサンプリングレート(44.1kHzや48kHzなど)でレイテンシーが0サンプルまで下がり、より高いサンプリングレート(88.2kHzや96kHzなど)でも約1ミリ秒にまで抑えられます。
soothe3の新機能と前作との違い:sharpness・selectivityが「detail」ノブに一新

前作は画面左に「sharpness」ノブと「selective」ノブがありましたが、今作ではこちらが「detail」ノブに変更されています。


soothe3の新機能と前作との違い:使えるバンドの数が最大8個に増加

soothe2では最大6つのバンドを使用することができましたが、soothe3では最大8個に増加されています。
画面をダブルクリックして手軽にバンドを作成することができます。
soothe3の新機能と前作との違い:バンドパスノードが追加

soothe3では、新しくバンドパスノード(Bandpass Node)が使えるようになりました。
特定の音域のみ調整したいときに便利です。
soothe3の新機能と前作との違い:サイドパネルの開閉が可能に
soothe3では、サイドパネル(「depth」を調整できるエリアとEQエリアの間のセクション)が開閉できるようになりました。


画面がスッキリするので、より見やすくなっています。
soothe3の新機能と前作との違い:Tiltコントロールが追加(周波数帯域ごとに設定を変更可能)

前作・soothe2でユーザーから最も多かった要望が、周波数帯域ごとにレゾナンスをカットするタイミング(速さ)やシャープネス(sharpness)を変更できるようにすることでした。
そのため、soothe3では新しく「tilt」コントロールが追加されました。
Tiltコントロールでは、周波数帯域を高音域(約2kHz以上)と低音域(約500Hz以下)の2つに分け、「detail」「attack」「release」をそれぞれコントロールできるようにしています。
soothe3の新機能と前作との違い:max cutコントロールが追加

max cutコントロールでは、レゾナンスをカットする最大量を制限することができます。
画面上に白い点線が表示され、このライン以上のカットは行わないようにすることができます。
soothe3の新機能と前作との違い:qualityの設定が簡潔化

soothe2ではqualityの設定が少し複雑でしたが、soothe3ではよりシンプルになりました。
フィルターを更新するスピードに影響を与える、単一の設定項目のみが用意されています。
normal:最もクオリティとCPU負荷のバランスがいい
highとultra:よりフィルターがスムーズに動く代わりにCPU負荷が大きくなる
minimum phase:レイテンシーが少ない
linear phase:レイテンシーは増えるが、パラレル処理をしている場合や、ステレオ処理(Unlinked)をしている場合にパンが激しく揺れてしまうのを防げる
※基本はminimum phaseにしておくことを推奨
soothe3の新機能と前作との違い:マルチチャンネル設定に対応

soothe3では、マルチチャンネルに対応しています。
チャンネルごとにLinkやdepthを調整することができます。
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