プロになる方法・音大進学

作曲のプロになるために必要な3つのこと【グラミーアーティスト直伝】

「世界的アーティストは、どのように音楽を作っているの?」
「作曲するときに気をつけるべきこと・やるといいことは?」

今回はこのような疑問にお答えします。

グラミー賞ノミネートを果たした人気デュオ「Grey」が教える「音楽プロデューサー志望の人たちに伝えたい3つのこと」にをまとめました。

GreyはZeddとのコラボ曲「The Middle」でグラミー賞ノミネートを果たし、現在も第一線で活躍する人気デュオです。

Zedd, Maren Morris, Grey - The Middle (Lyric Video)

そんな彼らが語る「プロになるために心がけるべき3つのこと」をご紹介します。

(記事中に「プロデューサー」という言葉が出てきますが、なじみのない方は「作曲家」や「アーティスト」に置き換えても大丈夫です)

作曲のプロになるために必要なこと1.最も大事なのは「曲」

ほとんどのプロデューサーは、曲を書くこと自体やコード・メロディー・リズムを作ることに急いでしまっています。

そうしてしまうと、後から自らの首を絞めることになります。

そして、直しようがないのにサウンドデザインやミキシングなどを無理やり修正しようとしてしまうのです。

もし本当にいい曲が書けているのなら、いいトップラインが作れているのなら、どんな音もよく聞こえてくるはずです。

作曲のプロになるために必要なこと2.常に音楽を聞かない

中級者以上の人におすすめなのは、「常に音楽を聞かない」です。

僕は基本的にポッドキャストだけを聞いたり、音楽を聴くときは映画音楽などを聞くようにしています。
(ちなみにGreyはエレクトロニックやポップ、ダンスミュージックのアーティストです)

制作には3日間使い、その後リセットするために休みを取ります。

これは僕らの作品を際立つものにするのに役立っていると思っています。

僕らが制作を行なっている間に下すさまざまな決断が、他の人がやっていることに強く影響されずに済むからです。

ちなみに、音楽制作を始めたばかりの人にはこれをおすすめしません。

10,000時間の法則にもとづいて、まずは制作に没頭して、自分ややっていることをきちんと知る必要があるからです。

作曲のプロになるために必要なこと3.リサンンプルすることを恐れない

リサンプルすること(サンプルを再利用すること)を恐れず、サウンドデザインの道を進み続けてください。

大体の人は音楽制作を始めた頃、どんな時もMIDIでやろうとしすぎています。

ユニークなサウンドが欲しいと思っているのに、そのための適切なアプローチをしないのです。

「予測できない結果が得られるランダムな方法を使ってリサンプルする」というのは、僕らもやっています。

制作プロセスの詳細

今回ご紹介したこの大ヒット曲「The Middle」ができるまでを追ったメイキング動画があります。

この曲がどのようにして出来上がったか、そのプロセスの詳細が語られている貴重な動画です。

この動画ではデモ段階の音源も聞けるので、音楽制作の勉強に非常に役立ちます。

こちらもぜひご覧ください↓

'The Middle': Watch How a Pop Hit Is Made | Diary of a Song

当サイトでは他にもプロになる方法をまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓


人気記事

1

今回は「FLUX:: Pure Analyzer Systemの使い方」をまとめました。このプラグインは、世界中の音楽プロデューサー・DTMerに愛用されているアナライザープラグインです。とてもキレイな見た目をしていますが、いったいどのようなプラグインで、どのように活用すればいいのでしょうか?

2

今回は、音楽プロデューサーのBig Zが解説する「史上最もパワフルなプラグインはこれ?」をまとめました。実際にBig ZがCableguys社「ShaperBox3」をどのように活用しているのか、おすすめの使い方を5つご紹介します。

3

今回は、Doctor Mixが解説する「歴代のシンセサイザーTOP10」をご紹介します。みなさんがよく耳にする「あの音」は、実はこれらのシンセサイザーの音かも…!?「聞いたことある!」「あの音って、このシンセの音だったんだ!」と驚くこと間違いなしです!

4

今回は音楽プロデューサー・オーディオエンジニアのJustin Collettiが解説する「音をもっと左右に広げる方法」をまとめました。Justinは音楽プロデュース、ミキシングエンジニア、マスタリングエンジニアなど、幅広い分野で活躍しています。そんな彼が、DTMで音を左右に広げる方法を5つ解説します。

5

今回は、DTMでおすすめのオーケストラ系楽器がすべて使える音源をまとめました。1つ購入するだけで弦楽器・金管楽器・木管楽器・打楽器すべてが揃うだけでなく、世界中のプロが愛用する高品質の製品ばかりですので、まだお持ちでない方はぜひチェックしてみてください。

ファンクとは? 6

今回は、Antoine Michaudが解説する「Add9コードとMaj9コードの違い」をまとめました。どちらもコードネームに「9」が付いていますが、一体何が違うのでしょうか?「Add11とMaj11」「Add13とMaj13」の違いなども同様の考え方で見分けられます!

7

今回はFabfilterが解説する「ドラムミックスに使えるサイドチェインのコツ」をまとめました。例えばドラム全体をまとめたグループをミックスするとき「スネアの高音域を足したいけど、シンバルとハイハットの高音域は足したくない」ということがあるでしょう。そんなときPro-MBを使えば、スネアの高音域だけをブーストできます!

8

当サイトのnoteアカウントにて「楽曲のサビ・Aメロ・Bメロ・Cメロ・ポストコーラス・イントロ&アウトロの作り方」をそれぞれアップしました。 「曲を作るときに何から始めたらいいかわからない」「 ...

9

今回は、Mastering.comが教える「もっと早く知りたかったミックスのコツ13選」をまとめました。この記事・Part1では「1~3個目のミックスのコツ」をご紹介します。解説者本人が「何で誰も教えてくれなかったの?」「これを知っていれば、ものすごく時間を節約できたのに…」と思うほど重要なTipsが満載です!

10

今回はAdam Audio社とIn The Mixが解説する「スピーカーは縦置き or 横置きのどちらがいいのか?」をまとめました。 多くのスピーカーは正方形ではなく長方形であることが多いですが、縦置 ...

-プロになる方法・音大進学
-, ,