コード進行

【ジャズ音楽理論】アッパーストラクチャートライアドとは?【実践編 Part1】

Upper Structure Triads For Jazz Piano

今回は、PianoGrooveが解説する「ジャズピアノのためのアッパーストラクチャー」をまとめました。

この記事ではそのうち「実践編 Part1」として、ジャズの名曲「Misty」を用いた実例を解説していきます!

ジャズの名曲「Misty」に使われているアッパーストラクチャーの解説

この記事では、ジャズの名曲「Misty」に使われているアッパーストラクチャーの解説をしていきます。

Erroll Garner plays Misty

今回は、解説のために少しカンタンな楽譜を用意しましたので、こちらに沿って説明していきます。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

それでは、一度この譜面に沿って弾いてみます。

キーはEbメジャーです。

11:10~12:42

Upper Structure Triads For Jazz Piano

それでは、ここからはこの曲で使われているアッパーストラクチャーを具体的に見ていきましょう。

2小節目:Eb7のアッパーストラクチャー

まずは、2小節目のEb7の部分を見てみます。

コードはEb7ですが、メロディーにはCが入っています。

そのため、「Eb,G,Bb,Db + C = Eb7(13)の響きになります。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

これは「アッパーストラクチャー」とも考えることができます。

前回の基礎編Part2でご紹介した「公式」のうち、一番上の「US9」のパターンに当てはまります。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

今回の場合はEb7ですので、9thをベースにしたメジャーコードはF=右手はFを弾くことになります。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

この部分だけ、もう一度聞いてみましょう。

11:30~11:38

Upper Structure Triads For Jazz Piano

アッパーストラクチャー6(US6)も使える

この部分は、前回の基礎編Part2でご紹介した「公式」のうち「US6」も使うことができます。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

メロディーにCが入っており、このCの音はEb7の13th(6th)の音だからです。

公式「US6」は「13th(6th)の音をベースとしたメジャーコードを右手で弾く」というパターンのため、Cメジャーコードを右手で弾く形になります。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

11:44~12:00

Upper Structure Triads For Jazz Piano

メロディーがCなので、US6を使うときは転回形の「E,G,C」にし、Cがトップノート(一番高い音)にするとよいでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

4小節目:Db7のアッパーストラクチャー

次は、4小節目に出てくるDb7のアッパーストラクチャーです。

https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

Db7の9thであるEbの音をベースにしたメジャーコード「Eb」を、右手で弾いています。

メロディーはBbの音が入っていますので、転回形にはせずそのまま「Eb,G,Bb」と弾いてOKです。

実際に弾いてみると、このような響きになります。

12:18~12:20

Upper Structure Triads For Jazz Piano
https://www.youtube.com/watch?v=K7y1Bssd0f4

Dbの13thであるBbをベースにしたメジャーコード「Bb」を使ってみてもいいでしょう。

実際に弾いてみると、このような響きになります。

12:21~12:42

Upper Structure Triads For Jazz Piano

右手でEbを弾いても、Bbを弾いても、素敵な響きになります。

このように、メロディーに合わせてコードを転回形にしたり、「アッパーストラクチャーの公式」のうちどのタイプを使うかを決めたりなど、試行錯誤をするととても面白くなります。

ぜひお気に入りのサウンドを見つけてみてください。


次回「実践編Part2」では、ジャズの名曲「Autumn Leaves(邦題:枯葉)」を使って、アッパーストラクチャーの実用例を解説していきます↓


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