ミキシングのコツ

【MIX上達方法】もっと早く知りたかった「ミックスのコツ」10選 Part1

10 Things I Wish I Knew When I Started Mixing

今回は、Hardcore Music Studioが教える「もっと早く知りたかったミックスのコツ10個」をまとめました。

「これをもっと早く知っていれば、MIXがもっと上手くなったのに…」とプロが後悔するほど大切なことが10個あります。

この記事ではPart1として、1~5個目のコツをご紹介します。

Part2はこちら

ミックスのコツ1.怖がらない

1つ目のミックスのコツは「怖がらないこと」です。

https://youtu.be/aE4UMkQsM7c?si=rdouzDs7Nd6AJQV4

ミックスで「怖がる」なんて、そんなことはない…と思うかもしれませんが、EQを大きく動かしたり、コンプレッサーを強めに使ったりしたとき、「本当にこれで大丈夫だろうか?」と思ってしまうことはありませんか?

自分がやっていることに自信がなく、結局またやり直したりすることもあるでしょう。

特に、極端にパラメーターを動かしたり、強めに処理を行ったときは「これはやりすぎだろうか?」と不安になると思います。

しかし、近年の楽曲の多くは(例えばロックなどは)ものすごく処理・加工されていますし、大きく処理をすることは、おかしいことではありません。

「パラメーターをMAXにしても足りないからもう1個プラグインを追加する」…なんてこともあるぐらいです。

理想の音を作ることができるのであれば、どれだけ強く大きく処理をしようとも、リスナーには関係ありません。

そのため、大胆なミックス(処理・加工)をすることになっても、怖がらずにやってみましょう。

ミックスのコツ2.コンプレッサーに頼ることを学ぶ

2つ目のミックスのコツは「コンプレッサーに頼ることを学ぶ」です。

https://youtu.be/aE4UMkQsM7c?si=rdouzDs7Nd6AJQV4

コンプレッサーは、音量調整のためだけでなく「フィーリング」をコントロールすることにも役立ちます。

アタックやリリースをどう変えるとどんな音に変わるのか、コンプレッサーによって違うキャラクターについてなどは、時間をかけて練習しないとわかりません。

しかし、音をどれだけ前に出せるか、逆に後ろに押し出せるか、エネルギーをどれだけ得るか・減らすか、ダイナミクスをどれだけつけるか・減らすか…

コンプレッサーを使うと、非常に多くのことをコントロールできるようになります。

逆に言えば、コンプレッサーを使いこなせないとできない(実現できない)こともたくさんあります。

そのため、コンプレッサーの重要性を理解し、コンプレッサーの使い方をよく学んでおくとよいでしょう。

ミックスのコツ3.タイトなパフォーマンスとよりよいチューニング

3つ目のミックスのコツは「タイトなパフォーマンスとよりよいチューニングをすること」です。

これは、どちらかと言うとミックスのコツではなく「ミックス前のコツ」と言えます。

【DTM】プロと同じような音圧でマスタリングする方法【-14LUFSでも-8LUFS並みに聞かせる】

僕(Hardcore Musi Studio)は多くのプロフェッショナルのミックスやレコーディングの現場を見てきましたが、どのプロも各テイクからひとつひとつの音にまで、非常に細かく注意を払ってレコーディング・ミックスしていました。

これだけ細かいところにまで気を配るのだと驚きながら、僕はそれ以降、そのプロたちと同じようにレコーディング・ミックスしたところ、ミックスのクオリティが劇的にアップしました。

ボーカルや楽器演奏をレコーディングし、それをミックスする場合は、この「タイトなパフォーマンス=完璧なパフォーマンス」と「よりよいチューニング=正しいピッチ」を意識してみてください。

ミックスのコツ4.いいミックスは「安全」じゃない

4つ目のミックスのコツは「いいミックスは”安全”じゃないことを知ること」です。

【DTM・作曲】映画音楽の作り方 Part3「映画音楽業界に入る方法」

多くのエンジニアは完璧なバランスを求め、変に聞こえている周波数帯域がないかなどをチェックするでしょう。

しかし、それでは「つまらない」のです。

たまに何かが飛び抜けていたり、急に静かになったり、ちょっと変な「おっ!?」となるようなところがないと、リスナーの興味は引きつけられません。

そのため、「パーフェクトなバランスを達成したミックス」よりも、「面白くてエネルギーのあるミックス」を目指してみてください。

ミックスのコツ5.先入観を捨てる

5つ目のミックスのコツは「先入観を捨てること」です。

例えば「このプラグインはナチュラルな音がする」や「このタイプのコンプレッサーはスムーズだ」など、実際の音も聞かずに「これはこういう音になるんだ」と決めつけていることはありませんか?

自分が知っている知識はもちろんあると思いますが、音を聞かずに「これはこうなんだ」と先入観を持って決め付けずにミックスを進めてしまうのは危険でしょう。

例えば僕(Hardcore Musi Studio)の経験では…

ある日、「ドラムのタムにはどのマイクを使うべきだろうか?」を決めなければいけないときがありました。

多くのエンジニアたちはSennheiser社「MD421」を好んでいることを知っていたので、それを使うべきだと思い、このマイクを買って、実際に使ってみました。

ところが、僕はこのマイクで録った音をあまり気に入りませんでした。

最近では、物を買うときにレビューのよさで判断したり、「プロが使っているから」という理由で買う人もいるでしょう。

しかし、必ずしもそれらが正解だとは限りませんので、ご注意ください。

「プロが好んで使っているから正解だ」というのもまた、「先入観」の一つです。


以上でPart1は終了です。

次回は残りの5つのコツをご紹介します↓


人気記事

1

今回は、世界中の作曲プロの声を参考に「DAWの選び方完全ガイド」をまとめました。これからDTMをはじめようと思っている方、DAWの種類が多すぎて迷っている方、これから複数のDAWを使い分けて効率よく作曲をしていきたい方のための内容です。

2

今回は、BigZが解説する「リバーブを使うときにやってみてほしいこと」をまとめました。DTMで広がりのあるサウンドにしたいとき、まず行うのがリバーブをたくさんかけることでしょう。しかしリバーブの使い方をほんの少し工夫するだけで、さらに広がりと奥行きのあるサウンドにすることができます。

3

今回は、初心者からプロまで使えるおすすめのDTMスピーカー21選をまとめました。 この記事では、以下2つの条件を満たしているスピーカーだけをご紹介します。 ・2025年1月現在、日本の通販で誰でも新品 ...

4

今回は「DTMにサブウーファーは必要なのか?」をまとめました。サブウーファーは、低音域のみを再生することに特化したスピーカーです。「低音域は普通のスピーカーでも出せるから必要ないのではないか?」「何でわざわざ低音域しか出せないスピーカーを買う必要があるのか?」「サブウーファーを買えばDTMが上達するのか?」このような疑問に回答します。

5

この記事では、おすすめのDAWと購入リンクをまとめてご紹介します。通常版・クロスグレード版・アカデミック版に加え、各DAWのバージョンごとにもリンクを掲載しますので、ぜひチェックしてみてください!

6

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

7

今回は、初心者から上級者まで上達できるおすすめのDTMスクール・音楽教室をまとめました。 可能な限りたくさんの情報を集めましたので、ぜひ参考にしてください。 DTM・作曲・ミックス上達にはレッスンに通 ...

8

今回は、Better Mixesが解説する「ボーカルMIXで声が前に出る&音抜けを良くする方法」をご紹介します。高価な機材は必要なく、DAW付属のプラグインしか持っていない方でもお試しいただけます!

9

今回は、「Sonarworks SoundID Referenceの使い方」をまとめました。

DTMをするなら絶対に持っておきたいこの製品について、なぜこの製品がおすすめなのか、どの種類を買うべきなのか、具体的な使い方と測定方法をご紹介します。

-ミキシングのコツ