音楽ジャンル解説

【音楽ジャンル】ゴスペルとは?【概要・音楽的特徴・派生ジャンル】

今回は英語版wikipediaの「ゴスペル」をまとめました。

この記事ではPart1として、ゴスペルの音楽的な特徴や使われている楽器、いろいろな種類のゴスペルについて解説していきます。

後編・歴史編

ゴスペルとは?

ゴスペルは、キリスト教音楽のジャンルの1つです。

ゴスペルの歴史は17世紀初期までさかのぼることができ、ルーツは黒人による口伝の伝統とされています。

芸術・娯楽・宗教・儀式など、ゴスペルの作曲やパフォーマンスはさまざまな目的で行われています。

もちろん、市場向けのエンターテイメントとして作られたり、パフォーマンスされることもあります。

そのため、「ゴスペル」の定義や重要性なども、文化や社会状況によって異なってきます。

Gospel Choir Spring Concert
50 TIMELESS GOSPEL HITS - BEST OLD SCHOOL GOSPEL MUSIC ALL TIME - VINTAGE GOSPEL VIBES

ゴスペルの音楽的な特徴

キリスト教に関する歌詞と強いハーモニー、大勢で歌うスタイルが特徴です。

しかし、現代のゴスペルの曲の中には、キリスト教に関する要素がなく、単にゴスペルのサウンドのみを使っているものもあります。

ゴスペルで使われている楽器

ゴスペルでは主にクワイア(聖歌隊)が用いられ、ピアノかハモンドオルガン、タンバリン、ドラム、エレキベース、エレキギターなどが使われていることもあります。
(ただし、ギターやタンバリンは頻繁には使われません)

またボーカルはほとんどの場合アカペラで演奏されます。

ハモンドオルガン

Joe Pantano Killing it on the Hammond A-100 Organ

ゴスペルで使われているリズムや技法

一般的に厳格と見られている讃美歌と比べると、ゴスペルには繰り返しがあり、シンコペーションのリズムがあるのが特徴です。

讃美歌や宗教に関する楽曲では「コールアンドレスポンス」がよく使われています。

またほとんどの教会では、ハンドクラップや足踏みなども交え、パフォーマンスにおいてはほとんどがアカペラで行われています。

Call and Response in Gospel Music
関連記事

ゴスペルのサブジャンル

ゴスペルには、コンテンポラリーゴスペル(現代ゴスペル)、アーバンコンテンポラリーゴスペル(ブラックボスペルとも呼ばれる)、サウザンゴスペル、モダンゴスペルなど、さまざまなゴスペルがあります。

ゴスペルブルース(Gospel Blues)

ゴスペルブルースは、ブルースをベースにしたゴスペルのことです。

ブルースのギターと、キリスト教の福音に関する歌詞を合体させた音楽です。
(「Jesus」や「Holy」など、キリスト教に関するワードがたくさん使われています)

https://www.youtube.com/watch?v=C5IE6Ua8NDo
https://www.youtube.com/watch?v=dewdZHPJIqs

サウザンゴスペル(Southern Gospel)

アメリカ南部のゴスペル「サウザンゴスペル」では、基本的にシンガーはすべて男性で、テナー・リード・バリトン・バスのカルテットで構成されています。

Your At The Well-Gold City

プログレッシブサウザンゴスペル(Progressive Southern Gospel)

プログレッシブサウザンゴスペルは、個人的・あるいはキリスト教徒の生活に関して表現しているゴスペルです。

「ゴスペル」と「サウザンゴスペル」の派生系で、いわゆる伝統的なサウザンゴスペルの楽器編成と、現代のカントリーやポップの要素を組み合わせた音楽です。

主にギター・ドラム・キーボード・パーカッションを使います。

I'm Already Living Forever - The Ball Brothers

その他いろいろなゴスペル

ブルーグラスゴスペル(Bluegrass Gospel)は、アメリカのマウンテンミュージックをルーツにした音楽です。

On the Sea of Life - Doyle Lawson & Quicksilver

ケルトゴスペル(Celtic Gospel)はゴスペルにケルトの要素を取り入れたもので、アイルランドなどで非常に人気がありました。

David Arkenstone : Celtic Hymns - Be Thou My Vision

ブリティッシュブラックゴスペル(British Black Gospel)はアフリカのディアスポラ(イスラエル以外のユダヤ人居住地のこと)のゴスペルのことで、こちらはイギリスで誕生しました。


以上で解説は終了です。

次回はゴスペルの歴史について解説します↓


人気記事

1

DTMをするとき、MIDIコントローラーやMIDIキーボードを買うべきか迷ってしまう方は多いでしょう。そこで今回は、プロの作曲家はなぜMIDIコントローラーをたくさん持っているのか、どのようなコントローラーを買うべきなのかについて解説します。

2

今回はボーカル定番マイク「SM7B vs SM58」をまとめました。ボーカルやギターのレコーディングによく使われるのが、SHURE社のSM7BとSM58です。どちらも超定番のマイクですが、一体何が違うのでしょうか?この記事ではそれぞれの特徴をじっくりご紹介しながら、どちらのマイクを選ぶべきか、その基準を解説します。

3

今回は、音楽プロデューサーのxJ-Willが解説する「あなたの打ち込みブラスがリアルに聞こえない理由」をまとめました。どのようにすればブラスが本物のように聞こえるようになるのか、そのコツを5つ解説します。

4

今回は、キラキラ系エフェクトプラグイン「Bismuth」の魅力と使い方について解説します。Bismuth(蒼鉛)という名前の通り、金属や宝石を思い起こさせるようなサウンドを作ることができるプラグインです。特にダンスミュージックで使えるサウンドが手軽に使えます!

5

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

6

今回は、コード進行を学びたいときやバリエーションを増やしたいときに使えるおすすめのコード作成プラグインを3つご紹介します。「いつも同じコード進行ばかり使ってしまい、新しいコードのアイデアが思い浮かばない」という方、必見です!

7

ボーカルやギターなどの楽器の録音におすすめのマイクはある?ダイナミックマイクとコンデンサーマイクってどう使い分ければいいの?今回はこのような方のために、おすすめのマイクをご紹介します!1万円代&高品質のマイクを解説していきます。

8

この記事では、AmazonのKindle Unlimitedで読めるおすすめの音楽ビジネス関連本・プロになるための本をご紹介します。Kindle Unlimitedは、月額1000円程度で対象本が全て読み放題のサービスです。月に1冊読めば元が取れるので、2冊以上読むと非常にお得です。ぜひこの機会に登録してみてください!

9

今回は、DTMでおすすめのオーケストラ系楽器がすべて使える音源をまとめました。1つ購入するだけで弦楽器・金管楽器・木管楽器・打楽器すべてが揃うだけでなく、世界中のプロが愛用する高品質の製品ばかりですので、まだお持ちでない方はぜひチェックしてみてください。

10

今回は、DTMでおすすめのアコースティックギター・エレキギター・アコースティックベース(コントラバス)・エレキベース音源をご紹介します。ギターやベースは特に打ち込みが難しいと言われる楽器ですが、いずれもプロレベルのサウンドに仕上げることができ、世界的ヒット曲に使われている音源も多数あります。

-音楽ジャンル解説
-