今回は、数々のDTM動画を配信している音楽プロデューサーArcadeが教える「プロが実際に使っていて、あなたが知らない作曲のコツ」をまとめました。
この記事ではそのうち、人気DJ・音楽プロデューサーのBrooksが実際に使っているコツを2つご紹介します!
海外プロ7つの打ち込みのコツシリーズ
DTM打ち込みのコツ4:プリセットは使ってOK

プリセットを使うことにためらいがある人もいますが、無理に自分で音作りをする必要はないので、プリセットは使ってもOKです。
ネットでダウンロードできるプリセットでも、音がよければそれをそのまま使ってもいいのです。
音を1から作ることよりも、メロディーやミキシングに時間を注いだ方がいい時もあります。
プリセットを使った方が早いなら、それを使う方が時間もムダになりません。
DTM打ち込みのコツ5:メインの音を引き立たせるためにレイヤーを加えよう

「メインとして使いたい音を引き立たせるためのレイヤー」も加えてみましょう
実際の例を見てみましょう。
まずメインとして、ベースを入れています。
それに、ランダムにエフェクトをかけているサウンドをいくつか入れていきます。
これだけ聞くと、ランダムの要素はベースに全く関係のないように聞こえますが、曲全体で聞くと、ベースと関連がある・支えているようなサウンドに聞こえてきます。
ちなみに、エフェクト音なしだとこのようになります。
このエフェクト音のおかげで、ベースがより引き立ってくることがわかります。
よりパーカッシブなサウンドにする例
別の例も見てみましょう。
最後にボーカルチョップが入っているのですが、勢いが足りないので、パーカッションをレイヤーしてみましょう。
ボーカルと同じリズムに合わせて、パーカッションも同じリズムで打ち込みます。
画像;動画より
パーカッションの音はこのようなサウンドです。
そしてボーカルと同時に鳴らしてみると…
ボーカルだけで聞いてみると...
よりボーカルの音が引き立っているのがわかります。
パーカッションの音はボーカルとは全然違った音ですが、ボーカルを引き立たせる役割を見事にこなしています。
スネアも足してみると?
また、音のスキマを埋める役割として、スネアも入れてみます。
こちらも、さらにボーカルが引き立っています。
合いそうにない音でも、使えるかもしれない
このように、メインとして使いたい音とは全く別の音や合わなさそうな音でも、メインの音を引き立たせることができる場合があります。
「レイヤーしたときにどう聞こえるか?」を確認しながら、よりよい組み合わせを見つけてみてください。
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