【DTM】HipHop・R&Bに使える音源7選【海外プロ厳選】
- 2019.12.06
- 2020.10.02
- ソフト・プラグイン・機材 作曲・編曲
- プラグイン, おすすめソフト・プラグイン

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
数々のDTM関連動画をアップしていることで大人気、Busy Works Beatsが解説する「HipHop・R&Bに使える音源7選」をまとめてみました。
ここまでジャンルを絞って解説しているものはなかなかないので、かなり参考になります。
HipHopやR&Bで使える「マル秘テクニック」も紹介されていますので、最後までご覧ください。
※文中の「僕」は、この動画の解説者本人を指します。
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1.Kontakt 5(Native Instruments)
※Kontakt音源の1つ「Session Strings Pro 2」
1つ目のおすすめ音源は、Native Instruments社の「Kontakt」です。
Kontaktを使えば、よりリアルなサウンドを作ることができます。
Kontaktはサンプラーとして有名ですが、たとえば「Alisias Keys」というピアノ音源は、リアルなピアノサウンドをスタジオで収録し、それを音源に取り込んでいるんですね。
他にも、生ドラム音源や金属系の音が出せる音源、ブラス系の音源、ドラムマシン、映画音楽で使える音源など、Kontaktには幅広いライブラリがあります。
なぜこのKontaktがHipHopやR&Bにピッタリかというと、このジャンルでは生楽器の音をよく使うからです。
(これらのジャンルでは、昔のSoulなどの曲をサンプリングして曲で使うことが多いです。昔の曲なので、多くは生楽器で演奏されています。)
2.Lounge Lizard(AAS)
2つ目のおすすめ音源は、AAS社の「Lounge Lizard」です。
こちらはエレクトリックピアノ(以下「エレピ」)です。
Kontaktと同じ、サンプラーです。
この会社はエレピにフォーカスしてプラグインの開発を行っている会社で、わかりやすく、使いやすいプラグインを数多く作っています。
実機をエミュレートしたものであっても、使い方がよくわからないのでは意味がないですよね。
そういった意味で、この会社のこの音源は非常に優れていると言えます。
やわらかい雰囲気の曲にぴったり
サウンドはHipHopやR&Bに適していて、そのまま使うだけでもピッタリの音色です。
もちろんプリセットはさまざまありますので、違うキャラクターで演奏することが可能です。
全体的にやわらかい音色なので、R&B、もしくはやわらかめの雰囲気のHipHopに適しています。
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3.Sylenth1(Lennar Digital)
3つ目のおすすめ音源は、Lennar Digita社の「Sylenth1」です。
これはLeadやBassなどに非常に使える音源です。
世の中にシンセは他にもたくさんあるのですが、それぞれのシンセにはそれぞれのキャラクターがあり、作れる音も違ければ、作るまでのワークフローも変わってきます。
数多くあるシンセの中でも、このSylenth1はわかりやすく、使いやすいです。
LeadやBass以外でも使えるので、非常に万能なシンセです。
4.Monark (Native Instruments)
4つ目のおすすめ音源は、Native Instruments社の「Monark」です。
こちらは同社の「Reaktor」上で動くプラグインですので、Reaktorが必要となります。
Monarkはあの有名なシンセ「Minimoog」をモデルとしたプラグインです。
GUI(見た目)はわかりやすく、使いやすいデザインになっており、手軽にレトロなサウンドが作れます。
この音源は、特にベースに使えます。
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5.Nexus 2(reFX)
5つ目のおすすめ音源は、reFX社の「Nexus」です。
こちらの音源は、今までご紹介した音源と少し違い、「すでにできあがっている音を使う」音源です。
この音源を選んだ理由は、「非常に良くできたプリセットが使える」という点です。
どれもよく作られた音なので、選んだ時点ですぐ曲に使える音になっています。
これにより、音作りをする前提で何時間もプリセットを探す手間が省けます。
6.Omnisphere 2(Spectrasonics)
6つ目のおすすめ音源は、Spectrasonics社の「Omnisphere 2」です。
これはレトロ&ランダムなサウンドを使いたいときに役立つ、非常に強力な音源です。
「サンプラーだ」という人もいれば「シンセだ」という人もいますが、実はどちらの役割も持っています。
アコースティックギターやピアノなどの生楽器の音も入っていますし、レトロさを出せるオルガンの音など、本当にたくさんのプリセットが入っています。
そのため、さまざまなプリセットからインスピレーションを得ることができます。
ランダムに選んでみる
膨大な量のプリセットがあるので、「ランダムにサウンドを選んでみる」ということがかんたんにできます。
たとえば「Organ」などプリセットのジャンルを選んだ後、適当に1つピックアップします。
こうすると、今まで使ってこなかったサウンドに出会えたり、新しい視点をもたらしてくれるプリセットに出会えるのです。
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7.East West (Sounds Online)
最後、7つ目のおすすめ音源は、 Sounds Online社の「East West」です。
これは映画音楽によく使われる音源で、「Composer Cloud」というプランに入れば、月額でEast Westのさまざまな音源が使い放題になります。
音源の種類はさまざまで、ストリングス・ブラス・パーカッションなど、幅広い楽器を扱うことができます。
HipHopを作りたいのに、なぜ映画音楽向けの音源を使うの?
「HipHopとかR&Bに、映画音楽向けの音源なんて合うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし実は、多くのトラップ系の曲では、KontaktやEast Westのブラス音源がたくさん使われているのです。
僕自身、これに気づくまでに何年もかかりました…まさに「マル秘テクニック」です。
エキゾチックなアーティキュレーション
またこのEast Westでは、エキゾチックな音も使えます。
もう少し具体的にいうと、「エキゾチックなアーティキュレーションの音」ですね。
たとえばバイオリン1つにしても、トレモロやアクセントなど、たくさんのアーティキュレーションを選べます。
同じ「生音」でも、Kontaktとはまた違った印象のサウンドを手に入れられるのが特徴です。
まとめ
今回ご紹介したプラグインは、こちらの7つです。
1.Kontakt 5(Native Instruments)
※2019年現在、最新版「Kontakt 6」が発売されています
2.Lounge Lizard(AAS)
3.Sylenth1(Lennar Digital)
4.Monark (Native Instruments)
5.Nexus 2(reFX)
※2019年現在、最新版「Nexus 3」が発売されています
6.Omnisphere 2(Spectrasonics)
7.East West (Sounds Online)
もし気になる音源があれば、ぜひチェックしてみてください!
Amazonで買える音源
この7つのうち、Omnisphere・Kontakt・MonarkはAmazonで買えます。
(KontaktとMonarkは「Komplete」シリーズに付属)
とりあえずKontaktとMonarkを買いつつ、他にもいろんな音源欲しいなーという人は、KOMPLETE12 SELECTがおすすめです。
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