【DTM・MIX】ボーカルをダークでミステリアスな雰囲気にするエフェクトの作り方
- 2024.10.28
- 2024.10.20
- ミキシングのコツ
今回は、Streakyが解説する「プロのようなダークなボーカルエフェクトを作る方法」をまとめました。
特に「ボーカルを暗い雰囲気にしたいけど、ボーカルの元の音はあまり変えたくない…」という時に使えるテクニックです!
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ボーカルをダークでミステリアスな雰囲気にするエフェクトの作り方
ボーカルをダークでミステリアスな雰囲気にするエフェクトを作る手順は、こちらの3ステップです。
2.ディレイの前にフォルマントシフトのプラグインを追加する
3.Send量を調節する
今回の解説で使うのはSoundtoys社の「EchoBoy」と「Little Alterboy」の2つですが、もちろん他のプラグインを使っても実現可能です。
それでは、順に解説をしていきます。
ダークなボーカルの作り方1.Sendでスラップバックディレイを作る
まずは、Sendトラック(AUXトラック)を作り、ディレイプラグインを追加します。
・Wet 100%
・スラップバックディレイ(Slapback Delay)
スラップバックディレイとは、8分音符+フィードバック量が非常に少ないディレイのことです。
「Slapback」系のプリセットが使える場合はそちらを利用し、そのようなプリセットがない場合は8分音符+フィードバック量を少なくしてみましょう。
例えばSoundtoys社「EchoBoy」には「Analog Vocal Slapper」というプリセットがありますので、今回はそちらのプリセットを使います。
※「Slapback」「Slap」「Slapper」などのワードがポイントです
スラップバックディレイを使うと、このようなサウンドになります↓(0:47~1:33)
もちろんこの状態でもよいのですが、今回のテーマである「ダークなサウンド」にするためには、次のステップでもう一工夫します。
ダークなボーカルの作り方2.ディレイの前にフォルマントシフトのプラグインを追加する
スラップバックディレイを作り終えたら、次はディレイプラグインの前にフォルマントシフトができるプラグインを追加します。
今回は、フォルマントシフトで特に有名なSoundtoys社「Little Alterboy」を使います。
「FORMANT」というパラメーターがありますので、こちらを2.0下げてみます。
1:37~2:25
おすすめのディレイ・フォルマントシフトプラグイン
今回はディレイとフォルマントシフトを使ったテクニックをご紹介しましたが、このテクニックを使いたい時におすすめのプラグインをこちらに掲載します。
どれも世界中のプロに愛用されているプラグインですので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめディレイプラグイン
Soundtoys社「Echoboy」
Valhalla DSP社「Valhalla Delay」
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おすすめフォルマントシフトプラグイン
Soundtoys社「Little Alterboy」
POLYVERSE社「Manipulator」
以上で解説は終了です。
当サイトでは他にもボーカルエフェクトやボーカルミックスに関するテクニックをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
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