カッコイイFuture Bassの作り方〜ドラム編〜【海外プロ解説】

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
数々のサンプルやプラグインを販売するADSRが解説する「Future Bassのドラム打ち込みに使えるコツ」をかんたんにまとめてみました。
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1.最初はシンプルに打ち込む
早速1つ目のコツです。
最初にドラムの打ち込みをするときは、できるだけシンプルにすることを心がけてください。
これがコツの1つ目です。
複雑なパターンを打ち込んでしまうと、結局後から修正する時間が増え、余計な手間が出てきてしまいます。
2. 音を減らす
2つ目のコツは、「音を減らす」です。
Future Bassのドラムは、各パートが音をミュートしたりしなかったりするイメージ、空白・空間が多いイメージがあると思います。
たとえばキックが入ったときは他のパートはいなくなり、他のパートが入ったかと思えばキックが消えたり…などですね。
Future Bassのサウンドがおもしろく聞こえる理由の1つでしょう。
これをよりかんたんに実現するために、一通りドラムパターンができあがったら、音を抜いていく作業をしてみましょう。
そして、他の楽器(パート)にスペース(空間)を作ってあげます。
キックで行うときの例
たとえばキックを4つ打ちにしているとき、2・4拍目頭の音を消します。
その代わりにスネアなど別のパートを入れ、よりそれらの音を強調させます。
キックがなさすぎてつまらないと感じるような場合は、表拍以外に3連を使ったキックを入れたりするとよりおもしろく、Future Bassっぽくなります。
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3. 別のサンプルを混ぜてアクセントを加える
3つ目のコツは「別のサンプルを混ぜて、交互にアクセントをつける」です。
Future Bassにはよく目立つようにクラップやスネアが使われますよね。
広がるような、遠くに行くようなサウンドを使うことが多いです。
2拍目・4拍目に入れることがほとんどですが、このとき、2拍目のときだけ、別のサンプルを混ぜてアクセントをつけてみましょう。
混ぜるサンプルは、ピッチが少しだけ高く、よりエフェクトがかかっていて、音が鳴った時に気をひくようなものがよいでしょう。
(動画では、キラキラ・シャラシャラしたような音をアクセントとして加えています)
サンプルをレイヤーさせることで、曲が味わい深くなります。
アクセントのサンプルを使うときは、○○を足そう
アクセントとして使うサンプルはローカット+リバーブを加えるのがおすすめです。
メインのクラップやスネアとは違うサウンドにしたいからです。
言い換えると、同じような音を同時に鳴らさないようにするためですね。
4.リバース音を使う
>4つ目のコツは「リバース音を使う」です。
つまり、オーディオファイルを逆再生したような、だんだんこちらへ向かってくるような音を使うということです。
これを使うことで、注意を引きつけるようなサウンドにできます。
このリバース音は、スネア・クラップの直前に入れたり、コツ2で作った空白の部分に入れるとよいです。
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5. ベロシティーを工夫する
5つ目のコツは「いろいろなベロシティーを試してみる」です。
ベロシティーを変えることで、曲にダイナミクス(抑揚)を与えることができます。
また、人間らしい演奏に聞かせることも可能です。
関連記事「打ち込みドラムを人間らしい演奏にするコツ」
キックの場合
たとえばキックのベロシティを変える場合、表拍(強拍)部分はベロシティーの値を100にします。
そしてその直前に入れる音は40ぐらいにします。
強拍の前の音を小さくすることで、よりノリが生まれますね。
これはハイハットにも非常に効果がありますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はFuture Bassに特化した打ち込みドラムのコツをご紹介しました。
コツをまとめると、このようになります。
2.音を減らす
3.別のサンプルを混ぜてアクセントを加える
4.リバース音を使う
5.ベロシティーを工夫する
解説したADSRが販売しているFuture Bassのサンプルパックのデモを聞くと、これらが非常に使われていることがわかりますね。
Future Bassはダンスミュージックですので、EDMやTropical Houseなど、別のダンスミュージックとも相性がいいです。
ぜひおためしください。
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