DTMで使うコンプレッサーの違いとは?Optical・FET・VCAの3つを解説!

DTMで使うコンプレッサーの違いとは?Optical・FET・VCAの3つを解説!
DTMをやっているけど、コンプレッサーの種類がありすぎてよくわかりません…

今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。

Mark Cousinsが解説する「コンプレッサーの種類『Optical(Opto)・FET・VCA』」をまとめました。

この記事を読めば「どのコンプレッサーをどのように使いこなせばいいか」がわかるようになります。

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Logic Pro付属のコンプレッサー「Compressor」について

元記事では、Logic Pro付属のコンプレッサー「Compressor」を元に解説されています。

これをLogicで立ち上げると、このような画面になります。

一見普通のコンプレッサーに見えますね。

しかし画面上部を見ると、「Platinum Digital」「Studio VCA」などさまざまな種類(サーキットタイプ)に切り替えられるのです。

切り替えると、この画像のように画面が変わります。

たくさん種類があるのは嬉しい反面、逆にどれを使ったらいいかわからず、悩んでしまう方が多いようです。

そこでここからは、これら各サーキットタイプの特徴や使い方を具体的に解説していきます。

3タイプのコンプレッサー

コンプレッサーには、主にこちらの3つのタイプがあります。

Optical(Opto)
FET
VCA

これら3つはすべて、先ほどご紹介したLogicのコンプレッサーにもあるサーキットタイプです。

それでは、これら3つのタイプがそれぞれどのような特徴があるのか、ご紹介していきます。

コンプレッサーの種類1.Opticalコンプレッサー(オプトコンプ)

https://www.uaudio.jp/hardware/la-2a.html

まず最初の「Optical(以下「オプトコンプ)」は、Teletronix LA-2Aなどで有名になった、いわゆる光学コンプレッサーです。
※「Optical」は英語で「光学」という意味です

オプトコンプでは、適用するゲインリダクションの量を制御するために光量や光学セルを使っています。

入力信号に反応した光量が増えるほど、ゲインリダクションが増えるしくみです。

Logicにある「Vintage Opto」は、Logicにあるヴィンテージコンプの中では、間違いなく最も古いものでしょう。

よりやわらかく、レトロっぽさを出すコンプをかけたいときに最適です。

また、他に比べてより「カラフルな」サーキットタイプでもあります。

もしより存在感を出すためにアナログ的なサチュレーション効果が欲しいなら、これを使うとよいでしょう。

コンプレッサーの種類2.FETコンプレッサー

https://www.uaudio.jp/hardware/1176ln.html

2つ目のコンプレッサー「FET」は、「フィールド・エフェクト・トランジスタ」の略です。

これは前述のオプトコンプの問題…すなわち遅いアタックとリリースタイムの問題を解消するためにデザインされたコンプです。

Vintage Optoと比較すると、Logic付属のStudio FETやVintage FETは非常にレスポンスが速いです。

そのため、アタックを速めるとシャープなトランジェントをかんたんに弱めることができ、より制限しやすくなります。

「カラフルなコンプレッション」がお好きな方にはこの2つのコンプがおすすめです。

わずかにサチュレーションをかけ、透明感があるというよりは、存在感のあるコンプレッションをすることができるからです。

何をモデルにしたコンプ?

https://www.uaudio.jp/hardware/1176ln.html

専門的な話をすると、この2つのコンプは「UREI 1176」をモデルとしたものです。

LogicにあるStudio FETはUREI 1176 “Blackface”をモデルに、Vintage FETはよりサチュレーションがあるUREI 1176 “Bluestripe”をモデルにしたものです。

FETコンプの使いどころは?

「カラーづけのクオリティ」について言うと、そのレスポンスの速さから、この2つのサーキットタイプはドラムやボーカル、ベースやギターに最適です。

パラレルコンプレッションなど、固有の構成要素に対してコンプを使いたい場合にも最適です。

すべてのアクションをしっかりとらえられるからです。

逆に、ストリングスなど、よりわかりやすいゲインリダクションのコントロールが必要なもの、バスを通してコンプレッションをかける場合にはおすすめしません。

(ちなみにiZotope社のコンプレッサーに関するある記事では、「FETコンプはギターやドラムなどに使い、マスタリングで使うことは避けている」とエンジニアが答えています)

コンプレッサーの種類3.VCAコンプレッサー

https://focusrite.com/software/red-plugin-suite

VCAコンプもFETと同じくらいリアクションが速いコンプですが、よりはっきりとしたサウンドになります。

例えばLogic Pro付属のコンプレッサーにはにはClassic、Vintage、Studioの3種類のサーキットタイプがありますが、それぞれ微妙に設定やサウンドに違いがあるのです。

Vintage VCAとは?

Logic Pro付属のコンプレッサーにある”Vintage VCA”はSSL Bus Compressorをベースにしたもので、これは最も万能なVCAコンプレッサーです。「Soft Knee」の設定ができ、サウンドグループに対してよくはたらきます。

Studio VCA

Logic Pro付属のコンプレッサーにある”Studio VCA”はFocusrite Red 3 Compressorをもとにして作られ、もともとのデザインは保ちつつも、Kneeのコントロールは省かれています。(上の写真の通り、Kneeのツマミがありません)

Classic VCA

Logic Pro付属のコンプレッサーにあるVCAサーキットの中で最もシンプルなのがClassic VCAで、dbx 160 Compressorをベースにしています。

本家と同様、AttackやReleaseのコントロール(ツマミ)がありません。

そのため、ThresholdとRatioだけを使って調整することになります。

ドラムのキャラクターや「つながり」のバランスを取りたい時に使えます。


以上で解説は終了です。

今回ご紹介したLogic付属のコンプレッサーにある7種類のサーキットタイプについて、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください↓

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