音楽におけるアップビート、ダウンビート、オンビート、オフビート、バックビート…
似たような言葉だけど、何が違うの?覚えられない…
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
「アップビート」「オフビート」「オンビート」「オフビート」「バックビート」とは何かを解説します。
名前が似ているので混乱する人もいるかもしれませんが、この記事を読めばサクっと覚えられます!
アップビート(Up Beat)とダウンビート(Down Beat)とは?
アップビートは「裏拍」、ダウンビートは「表拍」のことです。
1小節を数える時に「1と・2と・3と・4と」と数えることがありますが、この数字の部分がダウンビートで、「と」の部分がアップビートです。
英語だと「1 and, 2 and, 3 and, 4 and」と数えますが、「and」の部分がアップビートです。
画像:https://youtu.be/sOUnDNa-vNo
なんとなく「アップ=表」というイメージがあるかもしれませんが、重心がかかる部分がダウンビートになります。
4/4拍子の指揮をする時は、表拍で手を振り下げ(down)、裏拍で手を振り上げます(up)。
ドラムで言うと、片手で4分音符を叩く時、スティックを「振り下げたとき(down)」がダウンビート、スティックを「振り上げたとき(up)」がアップビートになります。
オンビート(On Beat)とオフビート(Off Beat)とは?
オンビートは「通常の強拍」で、オフビートは「通常の強拍からズレているところ」を表します。
例えば4/4拍子の場合、通常は1・3拍目に強拍が置かれます。
そのため、4/4においてのオンビートは「1拍目と3拍目」で、オフビートは「2拍目と4拍目」になります。
一般的に、オンビートにはバスドラム、オフビートにスネアドラムを使うことが多いです。
オフビートは「強拍からズレているところ」という意味なので、ジャンルによっては「表拍=強拍、裏拍=オフビート」になることもあります。
バックビート(Back Beat)とは?
バックビートは、アクセントが置かれる拍のことです。
(ドラムが入っている楽曲では、スネアドラムが強く鳴っているところ=バックビートであることが多い)
多くの楽曲では2・4拍目をアクセントに置くので2・4拍目をバックビートとすることが多いです。
つまり、バックビートとオフビートが同じになることがあります。
しかし、ジャンルや曲によってはバックビートを2・4拍目からズラしてプレイされることもあります。
バックビートが通常の2拍目・4拍目からズレている楽曲の例
4分の4拍子の楽曲で、バックビートがよくある「2拍目ジャスト+4拍目ジャスト」ではない楽曲はたくさんあります。
「奇数小節は2拍目・4拍目ジャストだが、偶数小節はズラす」「バックビートを2ヶ所以上作る」というパターンもあります。
アップビート・ダウンビート・オンビート・オフビート・バックビートの違いまとめ
以上が「アップビート・ダウンビート・オンビート・オフビート・バックビートの違い」でした。
まとめ
アップビート:裏拍
ダウンビート:表拍
オンビート:通常の強拍
オフビート:通常の強拍からズレているところ
バックビート:アクセントが置かれる拍
(4分の4拍子の場合、基本的には2・4拍目ジャストだが、曲によっては違うこともある)
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