Zeddっぽいシンセ音の作り方【5分でできる】
- 2019.09.25
- 2019.11.03
- 作曲・編曲

無料プラグインでプロっぽい音を作るにはどうしたらいい?
今回はこのようなお悩みにお答えする内容です。
imamusicmogulが「Zeddスタイルのシンセサウンドの作り方」を動画で解説しています。
今回はこちらの内容をかんたんにまとめてみました。
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使用音源
ここで使う音源は、Logic Pro付属のプラグイン「ES2」です。
Logicをお持ちでない方も、お使いのDAW付属音源には似たようなものがあると思いますので、そちらで代用してもOKです。
もちろん、MassiveやSerumなどの有料プラグインでも作れます。
Zeddっぽいシンセ音を作る手順
手順は全8ステップ、5分でできます。
1.ベーシックなAnalog Saw(ノコギリ波)を用意
シンセのOSC(オシレータ)で、Analog Sawを選びます。
「Analog」のパラメーターがある場合は、少し上げます。
2.VoiceをLegato、数値は1にする
ES2の場合、シンセの一番上にVoice欄があります。
こちらをLegatoにし、同時発音数は1にします(デフォルトでは8になっています)。
よりファットな太い音にしたい場合は、Unison(ユニゾン)にしてもOKです。
3. Cut Offする
フィルター欄に移り、少しだけCut Offします。
4. Stereo Delayを追加する
ここからは、エフェクトを追加していきます。
まずはStereo Delayです。
まずは手っ取り早く、プリセットから1/8 Note Dotted(付点8分音符)を選んでみます。
これで曲に合わないなと思ったら、値を変えましょう。
今回はLeftを1/4、Rightを1/8にしてみます。
また、Delay音が大きすぎるので、Mixの値を下げます。
Feedbackも少し下げてみましょう。
5. EQを設定する
よりきらびやかなサウンドにするために、EQを使います。
まずは200kz以下のLow(低音)をカットします。
次に、中域〜高域を広く浅くカットします。
これでボーカルがより目立つようになります。
そして、10khz付近を上げます。
これで音に明るさが加わります。
6. Modulation Spreaderを使う
より広がりのあるサウンドにするために、Modulation Spreaderを使います。
(Logicの場合は、プラグイン一覧のうちModulation>Spreaderで選べます)
プラグインを立ち上げただけでも、すでに広がりのある音になります。
7. Reverbを追加する
ReverbをSendで追加します。
新規オグジュアリートラック(Aux)を作成し、Reverbプラグインを挿します。
(Logicの場合は「Space Designer」)
Auxを使えばReverb音にEQをすることも可能なので、この方法がおすすめです。
ReverbのAuxを作ったら、シンセ(ES2)のSendにこちらのReverb用Auxを割り当てます。
Reverbプラグインでは、Large(広いスペース)のプリセットを使ってみましょう。
(プリセット一覧>Large>Hall>04 7s Prison Main Floor)
あとは、Dry/WetやMixを調整していきます。
8. Reverb用EQを追加する
さきほどReverbをかけたことにより、Low(低域)が少し増えてしまいました。
そこで、ReverbのAuxトラックで、Reverbプラグインの下にEQを追加します。
Lowをカットし、ボーカルと被りそうな中域〜高域を薄く下げます。
9. 完成!
これでZeddっぽいサウンドに仕上げることができました。
これまで追加したエフェクト類をバイパスにした状態とそうでない状態を比べると、どれだけサウンドが変わったか確認できます。
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よりZeddっぽい音作りを学ぶために
こちらの書籍では、Zeddのようなクラブサウンドを作るためのコツが多数掲載されています。
クラブサウンドに特化した書籍はなかなかありませんので、この機会にぜひ入手しましょう。
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