作曲全般

今すぐDTMで使える作曲テクニック6選【海外プロが教える】

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

今回はVoriesが解説する「楽曲制作であなたが知るべき6つのこと」をまとめました。

これらはプロも使っているテクニックで、よりレベルの高い楽曲制作をするために欠かせない技術

どれもすぐに実践できるかんたんなテクニックですので、ぜひマスターしましょう!

DTMテクニック1. ボーカルの休符部分にはディレイを入れよう

ボーカルに長めの休符部分がある場合、そのままにしてしまうとものたりなさが残ります。
(特にVerse=Aメロなどに起こりがちな現象です)

そこで、ボーカルにディレイを使ってみましょう

ボーカルが終わっても、ディレイがその空白をちょうどいい具合に埋めてくれるようにします

ただし、はっきりとしたディレイをずっとONにしているとぐちゃぐちゃに聞こえてしまいます

ボーカルが歌っている間はディレイをOFF(少なめ)に、歌っていない休符部分の時にON(多め)にするのがおすすめです。

実際の手順(0:13~1:54)

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

FL Studioの場合、「Peak Controller」を使うと便利です。

「ボーカルがいない時にディレイの音量を上げる」という操作を自動で行ってくれます。

ボーカルが歌っている間はDelayをOFF(少なめ)に、歌っていない休符部分の時にON(多め)にする

DTMテクニック2. ボーカルのポップ(ノイズ)を削除する

ボーカルをスライスしたときは、ポップ部分を削除しましょう。

削除したとき、軽くReverbをかけるとその空白を埋めることができます。

1:54~2:31

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

DTMテクニック3. キック(バスドラム)をよりクリアにする方法

キックの高音域部分(アタック部分)は、ハイハットやライドシンバルに埋もれて聞こえなくなりがちです。

そこで、ハイハットやライドシンバルを少し遅らせてみましょう

発音のタイミングを変えることで音域が衝突しなくなり、キックがよりクリアに聞こえるようになります。

タイミングをズラすときにDelay Time(どれぐらい遅く再生するか)を調整できる場合は、ms単位で数字を調節していくのがオススメです。

違和感なく両方とも聞こえるようなDelay Timeを研究してみましょう。

2:31~3:35

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

DTMテクニック4. ピアノをリアルに聞かせる方法

Nexus(reFx)などのシンセを使って、ピアノを本物っぽく聞かせるにはどうすればよいのでしょうか?

ポイントはたった2つです!

  • リバーブとReleaseを増やす
  • 2ベロシティーを強くしすぎない

3:36~4:54

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

DTMテクニック5. シンプルなLeadを作る

シンプルなLead(リードシンセ)を作る方法をご紹介します。

4:54~6:01

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

まずはじめに、キックのピッチ(ベース音)を探します。

キックのピッチがわかったら、このピッチに合わせたスケールでLeadを作っていきます

プラグイン「Edison」を持っている場合

  • プラグイン「Edison」を開き、キックのサンプルをドラッグ&ドロップ
  • 「Detect Beats」を選択
  • 画面にベース音(ピッチ)が表示されます

2種類以上の音程が表示されることがありますが、後から出てくる方がより正確性が高い場合があります。

動画でもA#とG#が検出されていますが、あとから出てきたG#を採用しています。

プラグイン「Edison」を持っていない場合

EQなど、アナライザーを利用してどの周波数にピークが来ているか調べます

例えば260khzにピークが来ている場合、キックのピッチはCであると判定できます。

キックのピッチがわかったら、このピッチに合わせたスケールでLeadを作っていきます

動画ではKick = G#とわかったので、スケールをG#に設定しています。

Leadはいくつか重ねましょう(レイヤー)

レイヤーパートとしてまとめると、MIDIを1回打ち込むだけでレイヤーパートが全て同じように演奏されます。

DTMテクニック6. Leadパートをキレイにする

Leadパートから不要な周波数をカットしてスッキリさせましょう。

EQを用意し、PeakやBellでどこで耳障りな音がするかを探っていきます。
(EQでブーストして「ピーッ」「キーッ」という音が鳴るポイントを探します)

この耳障りな部分にヒットするまで、EQのポイントを徐々にズラしていくイメージです。

Q幅を狭くすると、正確に見つけやすくなります。

このポイントを見つけたら、その部分をEQで少し削ります。

Leadがいい感じの音になるまで、この作業を何度も繰り返しましょう。

ただし、削りすぎて音がダサくならないよう注意です。

6:01~6:58

6 TIPS AND TRICKS YOU NEED TO KNOW - FL Studio

以上で解説は終了です!

こちらの動画の第2弾「あなたが作曲・DTMで知るべき7つのテクニック」はこちら↓


人気記事

1

今回は、BeatsbyVinityTVが解説する「Skrillexのようにリミッターとクリッパーを使って音圧を上げる方法」をまとめました。Skrillexと言えば、激しい音楽と爆発的な音圧が特徴的です。今回は、彼のように音圧を爆上げするにはどうしたらいいのか、その方法を解説していきます。

2

今回は「SM7B vs SM58」をまとめました。ボーカルやギターのレコーディングによく使われるのが、SHURE社のSM7BとSM58です。どちらも超定番のマイクですが、一体何が違うのでしょうか?この記事ではそれぞれの特徴をじっくりご紹介しながら、どちらのマイクを選ぶべきか、その基準を解説します。

スプリングリバーブとは 3

今回は、Sweetwaterが解説するよく使われる5種類のリバーブ(Hall・Chamber・Room・Plate・Spring)の違いについてまとめました。これら5種類のリバーブの特徴や違いをそれぞれ解説しますので、読み終わる頃には、自分が今欲しいリバーブをすぐに判断できるようになります!

4

この記事では、ヒット曲を作曲するための方法を解説した記事をまとめています。作曲・編曲・ミキシング・マスタリングなど、音楽制作の工程ごとに分けてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

5

今回は、Cableguysが解説する「ShaperBox 3の紹介」をまとめました。Cableguys社のプラグイン「ShaperBox」は、作曲からミックスまで幅広く使える超万能プラグインです。この記事では、ShaperBoxの主な機能5つと、特に魅力的な機能の使い方をご紹介します。

6

今回は、数々のモニタースピーカーを販売しているAdam Audio社が解説する「自宅スタジオ~3レベル~」をまとめました。自宅の小さな寝室でDTMをしている方からプロを目指している方まで、レベル別におすすめのDTMセットをご紹介します。

Oeksound 「Soothe2」の驚くべき使い方【DTM MIX】 7

今回は、Riffs,Beards&Gearが解説する「Oeksound Soothe2の秘密」をまとめました。発売以降、「このプラグインのおかげでミックスの効率がものすごく上がった」「もうこのプラグインなしではミックスできない」というプロが世界中で続出したこのプラグインを驚くべき方法で使いこなす方法をご紹介します!

8

今回は「CPUパフォーマンスとリアルタイムパフォーマンスの違い」をまとめました。DTMをしていてよくあるのが「DAWの動作が遅くなる」というトラブルです。ここで重要なのが、この2つのパフォーマンスの違いを理解しておくことです。そこでこの記事ではこれら2つを解説し、サクサクとDAWを動かすためのコツをご紹介します。

iLokが故障・盗難・紛失したときにやるべきことと、事前にやっておくべきことまとめ 9

今回は、DTMerにはおなじみの「iLok」が故障・盗難・紛失したときにやるべきことと、故障・盗難・紛失前にやっておくと安心する5つの項目をまとめました。万が一のときにどうするべきかを知っておくだけでも安心材料になりますので、ぜひご覧ください。

ドリアンモードを使ったゲーム音楽 10

今回は、8-bit Music Theoryが解説する「ドリアンモードの使い方」をまとめました。この記事では前編として「ドリアンモードの基礎」と「ドリアンモードを使ったシリアス&ダークなゲーム音楽の例」をご紹介します。

-作曲全般
-,