今回は、Tim Heinrichが解説する「リバーブを削除する方法 ~5つのプラグイン~」をまとめました。
前回「リバーブ（残響音）を消す4つの方法」ではリバーブを除去する方法を4つご紹介しましたが、今回はそのうちの「リバーブ除去専用プラグイン」をまとめています。
機能も値段もプラグインによってさまざまですので、ぜひご自身に合ったプラグインを見つけてみてください。
おすすめのリバーブ（残響音）除去プラグイン5選
今回ご紹介するおすすめのリバーブ（残響音）除去プラグインは、こちらの5つです。
・iZotope社「RX De-reverb」
・Accentize社「DeRoom」
・Accentize社「DeRoom Pro」
・Acon Digital社「DeVerberate」
※購入リンクは記事の最後にまとめて掲載します
今回は、これらのプラグインを使ってこちらの音声のリバーブを消していきます↓（1:38~1:47）
おすすめリバーブ除去プラグイン1.Zynaptiq社「UNVEIL」
おすすめリバーブ除去プラグイン1つ目はZynaptiq社「UNVEIL」です。
UNVEILはリバーブを消すことに特化したプラグインのため、元の音の自然さを損わずにリバーブ音だけを除去することができます↓（5:47~6:10）
音がキツいと感じたらディエッサーを使おう
リバーブを除去すると、音がはっきり聞こえるようになった分だけ音がキツく聞こえることがあります。
このようなときは、ディエッサーなどを使ってキツい高音域を少し抑えるようにするのがおすすめです。
今回は、oeksound社の「soothe2」を使います↓（6:32~6:46）
おすすめリバーブ除去プラグイン2.iZotope社「RX De-reverb」
おすすめリバーブ除去プラグイン2つ目はiZotope社「RX De-reverb」です。
RXはオーディオ編集に特化した機能を収録したプラグインですが、そのうちの「De-reverb」はリバーブを除去する機能です。
De-reverb機能は、「RX Standard」「RX Advanced」に付属しています（Elementsには付属していません）。
プラグインを立ち上げた後、まず「Learn」を押してから音声を再生し、プラグインに音声を学習・分析させます。
「Learn」をストップすると、自動的に各パラメーターが調整されてリバーブ音だけを除去します↓（7:52~9:38）
おすすめリバーブ除去プラグイン3.Accentize社「DeRoom」
おすすめリバーブ除去プラグイン3つ目はAccentize社「DeRoom」です。
こちらもリバーブ音を消すことに特化したプラグインで、値段もお手頃です。
レコーディングをした部屋のサイズを選び、パラメーターを調整してリバーブ音だけを消していきます↓（9:57~10:57）
おすすめリバーブ除去プラグイン4.Accentize社「DeRoom Pro」
おすすめリバーブ除去プラグイン4つ目はAccentize社「DeRoom Pro」です。
前述の「DeRoom」より高度な処理ができる上位版で、こちらはマルチバンド処理ができるため、「高音域のリバーブだけ消す」などの処理ができたり、中音域だけをソロで聞きながら処理することができます。
11:32~12:09
おすすめリバーブ除去プラグイン5.Acon Digital社「DeVerberate」
おすすめリバーブ除去プラグイン5つ目はAcon Digital社「DeVerberate」です。
ディープラーニングを活用してリバーブ音とそうでない音を自動的に判別し、リバーブ音だけをスムーズに除去できます。
※解説動画ではドイツ語設定になっていますが、英語設定でも使えます
13:39~14:44
前述でご紹介した「DeRoom Pro」と併用して使うと、非常に自然にリバーブを消すことができます↓（15:00~15:29）
おすすめリバーブ除去プラグイン5選まとめ
以上が「おすすめリバーブ除去プラグイン5選」でした。
最後に価格が低い順にリンクをまとめて掲載しますので、気になるプラグインがあればぜひチェックしてみてください↓
iZotope社「RX De-reverb」（「RX Standard」「RX Advanced」に収録されています）
今回はリバーブ（残響音）の除去について解説しましたが、「ドラムのブリード」を除去する方法についてはこちらでまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓
