今回は、初心者からプロまで使えるおすすめのDTMスピーカー21選をまとめました。
この記事では、以下2つの条件を満たしているスピーカーだけをご紹介します。
・2025年1月現在、日本の通販で誰でも新品購入できること
廃盤になり、中古でしか購入できない製品は除いています
・世界で活躍する音楽のプロに使用されていること
安くても質のいい製品であること
値段順にご紹介しますので、予算に合わせてご自身に合う製品を見つけてください!
「記事を読んだけど何を買ったらいいか迷っている方」のために、スピーカーの選び方は記事の最後で解説しますので、ぜひ参考にしてください。
DTMではなくホームシアター(TV・映画鑑賞)向けのスピーカーについてはこちらで解説しています↓
初心者向けおすすめのDTMスピーカー(1~4万円台)
ここでは、比較的安価でありながらDTMをしっかり楽しめる初心者向けのDTMスピーカーをご紹介します。
パソコンやスマートフォンの内蔵スピーカーよりも圧倒的に音質が高いので、DTM以外でも、映画やドラマを見るときなどにも音を楽しめるようになります。
※価格は「ペアで購入したときの値段」をベースにしています
1〜2万円代のおすすめDTMスピーカー
この価格帯のスピーカーを業務で使用しているプロは少なく、どちらかと言うとイヤホン・ヘッドホンで対応するアーティストが多い傾向にあります。
1〜2万円代でおすすめのイヤホン・ヘッドホンはこちらで紹介しています↓
3〜4万円代のおすすめDTMスピーカー
YAMAHA社「HS5」

YAMAHA社「HS5」は、このクラスのスピーカーでは世界で最も愛用されているスピーカーの1つです。
IK Multimedia社「iLoud Micro Monitor」

初心者にはメインのスピーカーとしておすすめですが、中級者〜上級者の方には出先に持っていく「モバイルセット」としても愛用されています。
中級者〜上級者向けおすすめのDTMスピーカー(5〜16万円台)
ここでは、よりDTMを本格的に楽しみたい中級者〜上級者向けのDTMスピーカーをご紹介します。
このレベルのスピーカーになると、メインスピーカーとして使うだけでなく、サブのスピーカーとしても活躍します。
今後さらにグレードの高い製品を買ったときもそのまま併用できますので、買って損はありません。
※価格は「ペアで購入したときの値段」をベースにしています
5〜8万円代のおすすめのDTMスピーカー
YAMAHA社「HS8」

YAMAHA社「HS8」は、このクラスのスピーカーでは世界で最も愛用されているスピーカーの1つです。
ジャンル問わず、幅広いアーティストに愛用されています。
KRK社「ROKIT G5」

特にEDMやヒップホップなど、ダンスミュージックのプロデューサーに愛用されている製品です。
9〜12万円代のおすすめのDTMスピーカー
Genelec社「8010AP」

Genelec社のスピーカーの中ではかなり小型ですが、低音から高音までしっかりチェックできる製品です。
Avantone Pro社「Active Mixcubes Cream」

とても小さいスピーカーですが、テレビやパソコン、スマートフォンなどの小さいスピーカーから出たときの音をチェックするときに役立ちます。
メインのスピーカーというよりは、サブのスピーカーとして使うことが多いです。
13~16万円代のおすすめのDTMスピーカー
KRK社「V8」

8インチの少し大きめのスピーカーで、この価格ながら低音から高音までをしっかりモニタリングできます。
特にEDMなどのダンスミュージックのアーティストに好まれています。
上級者・プロ向けおすすめのDTMスピーカー
ここでは、プロを目指す方やプロ向けのDTMスピーカーをご紹介します。
プロ向けのDTMスピーカーは、ペアで20万円〜数百万円超まで価格設定が幅広くなっています。
非常にサイズの大きいプロ用(業務用)のスピーカーは、壁に埋め込む必要があり、業者による施工が必要であるほか、一般家庭での設置が難しい場合があります。
そのため、ここでは一般家庭でも1人で設置できるスピーカーに絞ってご紹介します。
※価格は「ペアで購入したときの値段」をベースにしています
ADAM Audio社「A7X」(約24万円)

Mackie社「HR824」(約24万円)

Neumann社「KH 120」(約30万円)

Genelec社「8040」(約30万円)

Genelec社「8050」(約48万円)

Focal社「ST Solo 6」(約48万円)

Barefoot Sound社「Footprint02」(約60万円)
後述の「Footprint01」よりも少しコンパクトなタイプです。

Barefoot Sound社「Footprint01」(約85万円)

前述の「Footprint02」よりも少しサイズが大きいです。
Genelec社「8341A」(約92万円)

ADAM Audio社「S3H」(約100万円)

Focal社「ST TRIO 6」(約110万円)

Genelec社「8351A」(約120万円)

ATC社「SCM25A PRO」(約140~180万円)


Barefoot Sound社「MicroMain27」(約180万円)

Barefoot Sound社「MicroMain26」(約220万円)

ATC社「SCM45A PRO」(約230万円)
おすすめのDTM用サブウーファー
重低音用のサブウーファーを買い足すことで、低音域がしっかり聞こえるようになります。
ウーファーの必要性やおすすめのサブウーファーはこちらでまとめています↓
サブウーファーの使い方や設置方法についてはこちらで解説しています↓
どのスピーカーを買ったらいいかわからない人へ「スピーカー選び3つの基準」

最後に、どのスピーカーを買ったらいいかわからない方のために参考になる基準をお伝えします。
人によってどの基準で選ぶかはさまざまですので、まずは自分にとっての最優先事項を決めてからスピーカーを選ぶことをおすすめします。
スピーカーを選ぶ基準1.値段
スピーカーを選ぶときは、シンプルに自分が出せる範囲の値段で決めてもOKです。
DTMの場合は「安いから絶対にダメ」ということはなく、あえて安いスピーカーを使って「安いスピーカーを使っても自分の曲がちゃんと聞こえているかどうか」をチェックすることもあります。
よりよいスピーカーは後から購入すれば問題ありませんので、まずは「今の自分がお金を出せる範囲」を重視して決めてもよいでしょう。
スピーカーを選ぶ基準2.大きさ
せっかくスピーカーを買っても、机に置けないぐらい大きなサイズのスピーカーを買ってしまったら元も子もありません。
そのため「物理的なスペースに余裕があるかどうか」はとても大切な基準です。
机の上に置きたい方は「机に置けそうかどうか」、机に置けそうにない場合は「机の周りにスピーカースタンドを置くスペースがあるかどうか」をチェックしましょう。
基本的には、値段が安いほどサイズが小さく、値段が高いほどサイズが大きくなる傾向にあります。
ただし、IK Multimedia社「iLoud」シリーズやGenelec社「8010A」のように値段が高くてもコンパクトな製品もありますので、サイズはチェックは必須です。
スピーカーを選ぶ基準3.音質
「予算はある程度オーバーしてもいいので、とにかく音質を重視したい!」という方は、この記事の後半で紹介した「上級者・プロ向けおすすめのDTMスピーカー」から選ぶことをおすすめします。
各スピーカーの「愛用アーティスト」をご覧いただくと分かる通り、やはり世界で活躍するアーティストはそれなりのお金を出して高音質のスピーカーを使っています。
真剣にDTMをやりたい方、プロを目指している方は、ぜひ「上級者・プロ向けおすすめのDTMスピーカー」のうち、予算やサイズに合った製品を選んでみてください。
以上が「値段別・世界中のプロが愛用するおすすめのDTMスピーカーまとめ」でした。
おすすめのイヤホン・ヘッドホンについてはこちらにまとめています↓
スピーカーの置き方についてはこちらで解説しています↓
スピーカーとイヤホン・ヘッドホンのどちらを買っていいかわからない方はこちら↓
特に上級者・プロを目指している方は、スピーカー本体だけでなく吸音材にも気をつける必要があります。
こちらについては下記の記事で解説しています↓