ミキシングのコツ

よりキレイなMIXになるリバーブの使い方7選【DTMミックス】

Two Minute Tutorial - 7 Reverb Techniques to Achieve a Cleaner Mix

今回は、数々のDTM動画をアップしているDowden Production Academyが教える「よりクリアなMIXになる7つのリバーブテクニック」をまとめました。

初心者の方から中級者の方まで役に立つ内容満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!

リバーブのコツ1:Sendを使う

リバーブには、Sendを使ってみましょう。

Sendを使うことで、どれぐらい深くリバーブをかけるか、リバーブの量を調整することができます。
(その他にも、PCに負荷がかかりにくいなどのメリットがあります)

Sendをどうやって使ったらいいかわからない方は、「使っているDAW名 センド」などで調べてみましょう。

リバーブのコツ2:常にステレオリバーブを使わない

ステレオリバーブを使うと、サウンドに広がりが生まれるメリットがあります。

いい音に聞こえるのですが、時によってはやりすぎに聞こえたり、音が薄く聞こえたり、音の方向性を失ってしまうことがあります。

モノラルリバーブとステレオリバーブを上手に使い分けるようにしましょう。

リバーブのコツ3:リバーブにパンを振る

リバーブにパンを振る人はあまりいないのですが、実は非常に使えるテクニックです。

片方からもう片方に動くようにリバーブをかけることができます。

これについては、次のコツ4にも影響していきます…

リバーブのコツ4:反対方向にパンを振る

リバーブを元の音源の方向と逆方向にパンを振ることで、広がりを生み出すことができます。

たとえば元の音源のパンが-40(左に40%)振られているとしたら、リバーブは+40(右に40%)振る、などです。

リバーブのコツ5:明るく軽いリバーブで、音を前に引き立たせる

これは特にボーカルやスネアなどに使えるテクニックです。

明るくて軽い、強いハイエンドのリバーブを使うと、目立たせたい音を前に引き出すことができます。

リバーブのコツ6:プリディレイ(Pre Delay)を使う

よく駆け出しのプロデューサーの人たちが見過ごしがちなのが、プリディレイを使うということです。

プリディレイを使うとリバーブがスタートするまでにちょっと時間が空きます。

たとえば数百ミリ秒プリディレイを設けると、元の音とかぶらずにリバーブを鳴らすことができます。

プリディレイを使わないと、リバーブ音が元の音と被ってしまいます。

関連記事

リバーブのコツ7:リバーブにEQを使う

リバーブ音に対して、いらない低域や高域をカットするためにEQを使いましょう。

これをやれば、ミキシングがよりクリアになり、音がにごることもなくなります。

リバーブプラグインについているEQを使ってもいいし、リバーブプラグインの後に、自分の好きなEQを挿してもOKです。


以上で解説は終了です。

当サイトでは他にもリバーブの使い方・プロのテクニックをまとめていますので、ぜひこちらも参考にして下さい。


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