あの楽器、音は聞いたことあるけど名前がわからない!
おもしろい楽器を知りたい!
今回はこのような疑問やご要望にお答えし、「音を聞いたことはあるけど名前は知らない楽器」を11個まとめました。
どれも一度は必ず聞いたことがある音ですが、「楽器名は知らない」という方が多いでしょう。
この記事を読めば、ご自身の知識のアップデートでき、音楽制作にも活かせます!
1.ビブラスラップ(Vibraslap)
ビブラスラップは、木製のボールと金属製の「歯」がついた空洞の木箱を、金属の棒でつないだ楽器です。
「カタカタ」「ガラガラ」と鳴るのが特徴です。
オーケストラからロック・エレクトロニックミュージックにまで幅広く使われているほか、YouTube動画の効果音としても使われることがあります。
2.ウォーターフォーン(Water Phone)
ウォーターフォーンは、ボウルの端についた棒と、共振するステンレスのボールでできた楽器です。
この棒にはさまざまな長さがあり、弓で鳴らすと気味の悪い音を出すことができます。
その不気味な音が特徴的なので、ホラー映画などで使われていることがあります。
3.ビリンバウ(Berimbau)
ビリンバウは、ブラジルの1弦楽器です。
※この楽器の祖先はアフリカです
カポエイラなどで使われ、はっきりとした音が鳴ります。
4.ムリダンガム(Mridangam)
ムリダンガムは、北インドの「タブラ」と似た、楽器の両サイドを使って演奏する楽器です。
ムリダンガムは、タブラよりも少し重めのサウンドが特徴です。
南インド発祥で、カーナティック(南インド古典音楽)の主要打楽器として使われています。
5.フレクサトーン(Flexatone)
フレクサトーンは、小さい2つの木製のビーターで、薄くやわらかい金属の板を叩いて演奏する楽器です。
映画の不気味な場面で流れる音楽から、EDMやトラップなどのダンスミュージックまで、幅広く使われています。
6.カリンバ/ムビラ(Karimba/Mbira)
カリンバは、「ムビラ」や「サムピアノ」としても知られる音程のある打楽器です。
元々はジンバブエのショナ人が使っていましたが、コンパクトなサイズであること、その魅力的な音から、世界中に広まりました。
7.アプリヘンションエンジン(Apprehension Engine)
アプリヘンションエンジンは、ホラーな場面やサスペンス風の場面で使われることを想定して作られました。
前述のウォーターフォーンの次世代版というイメージで、さまざまなパーツからたくさんの違った音を幅広く出すことができます。
8.二胡(にこ、アルフ)
二胡は、2つの弦を弓で弾く楽器で「スパイクフィドル」としても知られています。
この記事でご紹介している楽器の中ではあまり認知度が高くないかもしれませんが、滑るような、なめらかな音が特徴です。
日本は他の国に比べて認知度が高いかもしれません
9.モールシン(Morsing)
モールシンは、小さな金属を口を使って演奏する南インド発祥のハープ系の楽器です。
楽器としてはラメロフォン(Lamellophone)の部類にカテゴライズできます。
とてもユニークな音がするので、民族系の要素を取り入れた音楽でも聞くことがあります。
10.クイーカ
棒をこすった時に出る摩擦で振動し、音が出る楽器です。
ラテン音楽などによく使われますが、動物の声のような音に聞こえるかもしれません。
11.スレイベル
クリスマスソングに必ずと言っていいほど使われる楽器です。
本体を軽く叩いたり振ったりすることで「シャンシャンシャン」という音が出ます。
おまけ:マーブルマシーン(Marble Machine)
こちらの巨大な楽器「マーブルマシーン」は、マーブル(パチンコ玉のような金属の玉)を大量に使うことで音を奏でる楽器です。
アーティスト・Wintergatanが独自に開発した自作楽器で、計算し尽くされた精巧な仕組みと、マーブルが落ちて奏でられる心地よいサウンドが特徴です。
以上、「音は聞いたことがあるけど名前を知らない楽器」10選でした。
みなさんにとっての「音は聞いたことがあるけど名前を知らない楽器」はいくつありましたか?
さらに珍しい世界の楽器についてはこちらでまとめています↓
また、こちらの本にも世界の楽器がたくさん掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
参考:https://splice.com/blog/instruments-youve-heard-but-havent-heard-of/
