今回は、Videvoが解説する「フィールドミキサーとハンディレコーダーの違い」をまとめました。
屋外でレコーディングするときによく使われるのが、フィールドミキサーとハンディレコーダーです。
ハンディーレコーダーは、下記画像のように手に持ってレコーディングをします。

フィールドミキサーは、下記画像のようにカバンの中に入れてレコーディングをします。

今回はそれぞれどのような特徴があるのか、どちらを使えばいいのかを解説します。
ハンディレコーダーとは?
ハンディレコーダーは、文字通り手に持ったままレコーディングができる機材のことです。
手のひらサイズのため、非常に持ち歩きに便利です。
ハンディーレコーダーのメリット
・これ1つあればレコーディングできる
・片手で持てるので、持ち歩きに便利
・SDカードなどを差し込むことができるので、パソコンと接続する必要がない
・マイクが変更できる製品もある
・乾電池で動く
・値段が安い(数千円〜数万円)
ハンディーレコーダーのデメリット
・基本的にマイクは1つしか使えない
・フィールドミキサーほどの細かい設定の調節はできない
例えばZOOM社「H6」だと、本体上部にあるマイクを取り替えることができます。
フィールドミキサーとは?
フィールドミキサーとは、「サウンドバッグ」という専用のバッグに入れて使う、多機能なミキサーのことです。
基本的にハンディレコーダーには1つのマイクしか取り付けられませんが、フィールドミキサーは複数のマイクを同時に接続&レコーディングできます。
また細かい設定も行うことができるので、よりプロフェッショナルなレコーディングをするときに使えます。
そのため、ドラマや映画の撮影、ドキュメンタリーの撮影など、1度に複数のマイクで録音するときなどに使われます。
フィールドミキサーのメリット
・高音質で録音できる
・複数のマイクを同時に接続&録音できる
・細かい調整ができる
・複雑なレコーディング環境&設定に対応できる
・プリアンプが内蔵されている(ノイズ・音割れ防止に◎)
フィールドミキサーのデメリット
・マイクを別途購入し、接続する必要がある
・バッテリー駆動のため、バッテリー劣化の可能性がある
・値段が高い(数十万円程度)
例えば環境音をレコーディングしたいときは、三脚にマイクを取り付け、マイクとフィールドミキサーを接続する必要があります。

フィールドミキサーとハンディレコーダー、どちらを買うべき?
フィールドミキサーとハンディレコーダーにはどちらもメリット・デメリットがあります。
そのため、以下の基準で選ぶのがおすすめです。
ハンディレコーダーをおすすめする人
- フィールドレコーディング初心者の人
- 予算が限られている人
- 手軽にレコーディングしたい人
フィールドミキサーをおすすめする人
- 高音質でレコーディングしたい人
- 予算に余裕がある人
- シビアに設定したい人
- 複数のマイクを同時に使いたい人
おすすめのフィールドミキサーとハンディレコーダー
最後に、おすすめのフィールドミキサーとハンディレコーダーをご紹介します。
いずれも多くのプロが愛用している製品ですので、フィールドレコーディングに興味のある方はぜひチェックしてみてください。
おすすめのハンディレコーダー
ハンディーレコーダーはそのままでも十分レコーディングできますが、風が当たると「ボハッ」という不快な音が録音されてしまいます。
そのため、下記のようなウィンドスクリーンを装着することをおすすめします。
(マイクに被せるだけでOKです)
おすすめのフィールドミキサー
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