REC機材

1万円ではじめる!おすすめフィールドレコーディングセット

AFFORDABLE Field Recording Setup

今回は、Rare Finds Sound Designが解説する「手軽に始められるレコーディングセットアップ」をまとめました。

屋外で録音を行う「フィールドレコーディング」は、実は誰でもかんたんに始められます。

この記事では、おすすめのハンディレコーダーやフィールドレコーディングで便利なアイテムをご紹介します。

フィールドレコーディングに必要な3つのアイテム

フィールドレコーディングに必要なアイテムは、こちらの3つです。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc
  • ハンディーレコーダー(スマホでもOK)
  • 三脚(スタンド)
  • クリップマイク

ハンディーレコーダー(スマホ)さえあればレコーディング自体は可能ですが、フィールドレコーディングは外で行うため、三脚やクリップマイクを別途用意するのがおすすめです。

これら3つをすべてそろえても、小さいショルダーバッグにすっぽり入るコンパクトさなので、とてもお手軽です。

おすすめフィールドレコーディング関連アイテム

ここからは、おすすめのフィールドレコーディング関連アイテムをご紹介します。

どれもコンパクトで手頃な価格なので、誰でも気軽に始められます。

おすすめハンディーレコーダー:ZOOM H1

おすすめハンディーレコーダー1つ目は、ZOOM H1です。

1万円程度ですが、フィールドレコーディングには十分な音質と手軽さです。

おすすめハンディレコーダー:TASCAM DR100

おすすめハンディーレコーダー2つ目は、TASCAM DR100です。

多くのプロも愛用するハンディーレコーダーで、僕(解説者)も6年ほど愛用しています。

TASCAM DR100のポイント

  • INPUTが2つあるので、2つのマイクを同時に接続可能
  • 高品質のプリアンプが内蔵
  • 3.5mmヘッドホンジャックを搭載
  • 単一指向性と無指向性のデュアルマイク
  • バッテリーと単三電池のハイブリッド
  • 高性能&多機能なのに本体が軽い
  • ポケットに入るほどコンパクト

このレコーダーはINPUTが2つあるので、2つのマイクを同時に接続&録音できます。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

またプリアンプが内蔵されており、ノイズや音割れが少ない状態でレコーディングしやすいです。

さらに、3.5mmヘッドフォンジャックも付いているので、ここに別途マイクを接続してレコーディングすることもできます。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc


はじめから搭載されているマイクは、単一指向性と無指向性のデュアルマイクです。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

別途マイクを購入しなくても、これだけで高音質のレコーディングができます。

電源は充電式のバッテリーと単三電池のハイブリッドなので、充電が切れたら自動的に単三電池で動くようになります。

長時間のレコーディング時も安心して使用できます。

新作「Portacapture X6」もおすすめ

TASCAM DR-100は2025年現在もAmazon等で購入できますが、生産は終了しています。

そのため、ほぼ同じ価格で高品質な新作「Portacapture X6」もおすすめです。

フィールドレコーディングだけでなく楽器のレコーディングにも使える万能レコーダーですので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

おすすめのマイク:無指向性のクリップマイク

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

フィールドレコーディングでは、海の音や葉っぱがこすれるカサカサとした音、電車や車が通るなど、環境音を録りたいことが多いでしょう。

そのため、フィールドレコーディングでは特定の方向から来た音だけを拾うマイクではなく、無指向性のマイクを用意しておくのがおすすめです。

もしお使いのマイクが無指向性でなくても、前述でご紹介した「DR-100」や「Portacapture」であればINPUTが2つ搭載されているので、モノラルのクリップマイクを2つ接続し、ステレオでより立体的な音をレコーディングすることができます。

おすすめの無指向性クリップマイク

TASCAM TM-10LB

SHURE SM11-CN

何か特定のモノから出ている音を録りたいときは、逆に単一指向性のマイクがおすすめです。

単一指向性のマイクは周りの音を拾いにくく、特定の方向(マイクが向いている方向)から出た音しか拾わないので、余計な音を拾いたくないときにおすすめです。

ハンディレコーダー内蔵のマイクが単一指向性である場合は、そちらを使ってもよいでしょう。

おすすめの単一指向性クリップマイク

SHURE PGA98H-XLR

audio technica PRO35

ウィンドスクリーンを使って風のノイズを防ごう

マイクの中には、風による「ボハッ」とした音を防ぐためのウィンドスクリーンが付属されている商品もあります。

もしそうでない場合は、既成のウィンドスクリーンを切ってマイクに合うサイズに直してみるのもおすすめです。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

クリップマイクにマグネットをつけると超便利

フィールドレコーディングは外に出てレコーディングをしますが、中にはマイクをずっと手に持っているのが大変なときもあります。

そんなときは、クリップマイクにマグネットを付けると非常に便利です。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc


マグネットがあると、街中にあるガードレールやスーツケースの持ち手、鉄網などにくっつけてレコーディングができます。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc
https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc
https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc
https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

フィールドレコーディングは洗濯バサミがあると超便利

フィールドレコーディングをするときは、洗濯バサミがあると非常に便利です。

細い棒などにクリップマイクを取り付けることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc
https://www.youtube.com/watch?v=v0vOtEeP3lc

フィールドレコーディングにおすすめ三脚(スタンド)

実は、市販のハンディーレコーダーのほとんどにカメラ用三脚が装着できるパーツが付いています。

カメラ用三脚は通販でも手軽に買えますので、ぜひハンディレコーダーとセットで利用してみてください。

Amazonベーシック 軽量 三脚 カメラ用(全高127cm キャリングバッグ付)

UBeesize スマホくねくねスタンド 360度回転雲台 

フィールドレコーディングの実際の音を聞いてみよう

それではここからは、今回ご紹介したアイテムを使ってフィールドレコーディングしたときの音をお聞かせします。

ハンディーレコーダー:TASCAM DR-100 MKIII

クリップマイク:CLIPPY EM172

6:15~7:54

AFFORDABLE Field Recording Setup

以上で「おすすめフィールドレコーディングセット」の解説は終了です。

当サイトでは他にもレコーディングに関するテクニックをまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてください。


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