データ管理

DTMer&ボカロPには外付けHDDよりNASをおすすめする3つの理由

今回は「DTMer&ボカロPには外付けHDDよりNASをおすすめする3つの理由」をまとめました。

NASは、普通の外付けHDDとは違う魅力を持ったシステムで、DTMerや動画編集者など「大容量のデータを管理する必要がある人」「外付けHDDをどんどん買い足さなければならない人」にはとてもおすすめです。

DTMerにもぜひ利用してほしいのですが、なぜ外付けHDDよりNASをおすすめするのか、その理由を3つご紹介します。

NASおすすめ理由1.バックアップが取りやすいから

https://www.qnap.com/en/product/ts-410

DTMerにNASをおすすめする理由1つ目は「バックアップが取りやすいから」です。

通常の外付けHDDは、バックアップを取るためにバックアップ用のHDDをパソコンと接続し、自分が何かアクションを起こさないとバックアップを取ることができません。

しかしNASであれば、自分が指定したスケジュールで自動的にバックアップを取ることも可能です。

もしバックアップ先のHDDがNASにセットされていれば、バックアップ用のHDDですらパソコンと接続する必要がありません。

よくあるバックアップとHDDのお悩み

パソコンのデータのバックアップを取るには、バックアップデータを保存するためのHDD(ストレージ)が必要です。

多くの場合は外付けHDDを買い足して、それをバックアップ用HDDとして使うでしょう。

しかし、ただでさえDTMをしていて元のデータもどんどん増えていくのに、バックアップも取っていたらHDDの数も増えてしまいます。

何個ものHDDを机の上に置いていたら邪魔になりますし、どのHDDにどのデータが入っていたかを調べるには、いちいちパソコンに接続して確かめなければいけないのも非常に面倒です。

HDDのバックアップを取らずにデータを全喪失した体験談

DTMerの中には、1つの外付けHDDにDTM関連のデータをすべて保存していて「バックアップも取っておいた方がいいけど、まぁあとでやればいいか」と思い、そのまま放置している方も多いでしょう。

しかし、ある日突然そのHDDが壊れ、パソコンがHDDを認識しなくなることもあります。

実際にこのような故障で昔作った曲のデータなどはすべてなくなり、データを1つも取り戻すことができないケースは多々あります。

そのため、DTMerにとってバックアップは非常に重要です。

安心安全なバックアップを取るためのセオリー「3-2-1ルール」

HDDの寿命は無限ではありませんので、元データを入れているHDDも、バックアップ用のHDDも、いつかは壊れてしまいます。

そのため、バックアップをするときは「3-2-1ルール」に従ってコピーを作るのがよいとされています。

https://youtu.be/Mq2i1YrLy8Y?si=KZRIsLCxzglfVh9H

・全部で「3つ」のコピーを取ること
・「2種類」の媒体でコピーを取ること
・「1つ」は別の場所で保管すること

全部で3つのバックアップがあれば、仮に1つ壊れても2つ残っていますので、安心できます。

「パソコンの内蔵ハードディスクと外付けHDD」「外付けHDDとDropbox」など別媒体に保存すれば、パソコンが壊れても別のパソコンでデータを使うことができたり、ネット回線が使えなくてもオフラインでデータを扱うことができます。

また、複数のHDDを同じパソコンに同時に接続したり、同じ電源プラグに接続していたりすると、雷や機械の損傷などですべてのHDDが一斉に故障してしまう可能性があります。

そのため、バックアップHDDのうち1つは離れた場所に置く(同時に接続しない)ことをおすすめします。

https://www.tekwind.co.jp/QNA/specials/entry_268.php

ちなみにNASを使うと、バックアップ先をGoogle DriveやDropboxなどのクラウドストレージサービスに設定することも可能です。

「パソコンと接続している外付けHDD」「NASにセットしているHDD」「Dropboxなどのクラウドストレージサービス」など、あらゆるタイプのストレージをバックアップ先として指定でき、さらにバックアップを自動で行うことができるので、わざわざファイルをzipに圧縮してアップロードする必要もありません。

RAIDを使って安全なバックアップを行う

NASではRAIDを使うことができます。

RAIDとは、複数のHDDを1つのHDDとして扱えるシステムのことで、「RAID1」「RAID5」などさまざまな種類があります。

例えばNASを「RAID5」に設定して使うと、NASにセットしているHDDが1つ壊れても、新しいHDDに差し替えるだけでデータが復旧できるようになります。

https://office110.jp/security/knowledge/technology/redundant-arrays-of-inexpensive-disks

RAID5のデメリットは「同時に2つ以上のHDDが故障するとデータが復旧できないこと」と「実際にデータを保存できる容量が少し減る」ことなのですが、基本的な安全は守れるので、大きなデメリットだとは感じません。
例えばHDDが全部で8TBだったら、6TB分の空き容量しか使えません

NASおすすめ理由2.データにアクセスしやすいから

https://youtu.be/Mq2i1YrLy8Y?si=KZRIsLCxzglfVh9H

DTMerにNASをおすすめする理由2つ目は「データにアクセスしやすいから」です。

NASに保存しているデータは、ネット回線さえつながっていれば家のどこでも外出先でもアクセスすることができます。

自宅の自室とリビングで異なるパソコンを使っていても、ネットが使えれば常にNASに保存しているデータを使うことができるので、HDDを持ち運ぶ必要がありません。

特に、外出先でDTMをするときはNASがとても便利です。

「家に帰らないとこのデータが使えない…」
「外出先で使うデータを一旦外付けHDDにコピーしなきゃ…」

NASを使えば、このような心配は一切要りません。

https://youtu.be/Mq2i1YrLy8Y?si=KZRIsLCxzglfVh9H

例えばQNAP社のNAS製品では「my QNAP cloud」というアプリを使ってデータにアクセスできます。

友達とデータをシェアするのもラクラク

https://youtu.be/Mq2i1YrLy8Y?si=KZRIsLCxzglfVh9H

NASでは、友達とデータをシェアすることもできます。

Google Driveなどを使ってデータをシェアすることもできますが、ファイルのフォーマットによってはzipファイルにしないといけないものもあり、とても不便です。

NASであればどのファイルでも直接開くことができるので、とても便利です。

NASおすすめ理由3.データ送受信の効率がいいから

https://youtu.be/Mq2i1YrLy8Y?si=KZRIsLCxzglfVh9H

DTMerにNASをおすすめする理由3つ目は「データ送受信の効率がいいから」です。

バックアップ用のHDDにファイルを保存するときや、HDDにデータをアップロードするとき、大きなストレスになるのが「書き込み・読み込み速度」です。

データの書き込みや読み込み速度が遅く、終わるまでに時間がかかることは少なくありません。

NASであれば、この待ち時間はありません。

NASは「以前の状態とどこが変わったのか」の差分だけを更新するので、毎回すべてのデータを保存し直すわけではありません。

変更部分だけを更新するため、データの更新に時間がかからないのです。

加えて、データの更新は自動で行われますので、わざわざ変更後のデータをアップし直す必要もありません。

おすすめのNAS関連製品(QNAP社)

今回はQNAP社のNAS製品をベースに解説しました。

「my QNAP cloud」をはじめ、ツールも使いやすいのでおすすめです。

またQNAP社のNASは静音性に優れており、DTMを行う部屋に置いてもノイズが気にならず、おすすめです。

各製品の詳しいスペックと製品比較はこちらのページで確認できます↓

QNAP社「TS-216G」2ベイ

QNAP社の中で最もリーズナブルなNASです。

QNAP社「TS-264」2ベイ

前述の「TS-216G」と同じ2ベイですが、こちらの方がパフォーマンス力が高いです。

QNAP社「TS-433」4ベイ

QNAP社「TS-464」4ベイ

前述の「TS-433」よりパフォーマンス力が高いです。

QNAP社「TS-664」6ベイ

QNAP社「TS-873」8ベイ

seagate社のHDD(1TB~8TBまで選べます)

こちらのHDDをNAS製品のベイに差し込むと、ストレージとして使えます。

QNAP社と同様に人気のSynology社の製品については、こちらの記事でご紹介しています↓


以上で解説は終了です。

当サイトでは他にも音楽制作者向けのデータ管理方法についてまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください↓

https://www.youtube.com/watch?v=Mq2i1YrLy8Y
https://www.tekwind.co.jp/QNA/specials/entry_268.php
https://office110.jp/security/knowledge/technology/redundant-arrays-of-inexpensive-disks


人気記事

1

今回は、DTMで挫折する人の共通点5つをまとめました。「今年こそDTMをマスターするぞ!」「今年こそ曲を作りまくるぞ!」と意気込んでも、結局1ヶ月も経たないうちに挫折してしまう方も少なくありません。今回はこの理由と対処法をご紹介します。

2

今回は、Big Zが解説する「SKRILLEX(スクリレックス)レベルでミックス・マスタリングする方法」をまとめました。SKRILLEXのように「音にパンチ・厚み・パワー」がありながら音圧を上げるには一体どのようにすればいいのでしょうか?DTMをしている全ての方、必見の内容です!

3

今回は、Native InstrumentsとBen Cantilが解説する「Glitch Hop(グリッチホップ)の作り方」をまとめました。この記事では「作り方編」として、Glitch Hopとは何か、このジャンルのはじまりから音楽的な特徴を解説します。

LA2Aコンプレッサー 4

今回は「LA-2Aコンプレッサーの使い方」をまとめました。「有名なコンプレッサー」としてよく名前が挙げられるのが、Teletronix社の「LA-2A」です。なぜこのコンプレッサーは世界中のDTMerに愛されているのか、その魅力と使い方を解説していきます。

5

今回は、MIX師やMIX初心者の方が持っておくと便利なおすすめのプラグインを3つご紹介します。プリセットを選ぶだけでプロレベルのサウンドにできる、まさに「5秒でMIXが終わるプラグイン」をご紹介します。

6

今回は「DTMで挫折しない学習方法」をまとめました。音楽理論や機材の使い方で挫折しやすいDTMですが、どのように学習すれば挫折せずに済むか&効率よく学習できるのかを6ステップに分けて解説します。

7

今回は、Native InstrumentsとBen Cantilが解説する「Glitch Hop(グリッチホップ)の作り方」をまとめました。この記事では「作り方編」として、Glitch Hopの楽曲の作り方を解説します。

8

今回は、冬らしい曲を作る方法をまとめました。 クリスマスソングの作曲や、冬の寒さを表現したいときに使えるコツを7つご紹介します。 ポップスだけでなく、ゲーム音楽や映画音楽にも使えますので、ぜひ参考にし ...

9

今回は「絶対に買って損しない、おすすめDTM音源・プラグイン」をまとめました。特に多くの音楽プロデューサーに愛用され、世界中でベストセラーになり、買っても絶対に損しないと思えるプラグインはかなり絞られます。ここでは初心者からプロまで使えて「これさえ買っておけば問題なし」と断言できる「世界で愛用されているおすすめDTM音源・プラグイン」をご紹介します。

ファンクとは? 10

今回は、Antoine Michaudが解説する「Add9コードとMaj9コードの違い」をまとめました。どちらもコードネームに「9」が付いていますが、一体何が違うのでしょうか?「Add11とMaj11」「Add13とMaj13」の違いなども同様の考え方で見分けられます!

-データ管理