音楽制作で重要な4つのTips ~データ整理編~
10年近く海外で活躍する音楽プロデューサーが、音楽制作で使えるTipsを紹介してくれるこのシリーズ。
今回はDAWでの音楽制作における「データ整理編」です。
筆者も実践してみましたが、「こんなに作業がスムーズに進むんだ!」「見やすくなった!」と目からウロコでした。
今までデータの扱い方にフォーカスしたことのなかった方は必見です。
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1. トラックやミキサーでは、要素ごとに色をつけよう
「ドラムには濃い青」「シンバルには明るい青」「メロディーラインの楽器には緑」「FXにはオレンジ」「ベースは紫」のように、要素ごとに色分けをするのがおすすめです。
色盲の方はグレーの色合いで判別させるのも良いですし、DAWによっては色盲の方向けのセッティングもありますので、そちらをONにしてみましょう。
プレイリストのMIDIパターンとサウンドでも同様に行いましょう(必要であればオートメーションも同様に)。
2. トラックを並べるとき、別の要素は離して置こう
私は2~4つほどのトラックやチャンネルを、別の要素ごとにおいています。
特にオートメーションをたくさん使う場面ではこのようにしています。
私が知る限り、この方法は特にFL Studioで特に有効です。
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3. ふさわしい名前をつけよう
私は全ての要素に対し、それがどんなサウンドなのかを示す2~3ほどのプリフェックス(接頭辞)をつけます。
例えば「DR Kick hi」「LD Synth Lead」「VOX Lady singing」などですね。
DR=ドラム、LD=リード、VOX=ボーカルを意味しています。
4. タイムマーカーかキューポイントを作り、可能であれば名前もつけよう
曲全体の構造を把握しやすくします。
また目的のセクションをすぐ再生できるようにもなります。
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まとめ
「データ整理」と聞くと「音楽に関係ないじゃん!」と思う方もいるかもしれません。
しかしこちらを読んでみると、データ整理の仕方がいかに制作に影響するかがわかったと思います。
まずはこの4つのTipsを実践してみましょう!
今までよりもずっとスムーズに制作ができるはずです。
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