【歌ってみた】Mix師に伝える・歌い手に聞くべき5つのこと

【歌ってみた】Mix師に伝える・歌い手に聞くべき5つのこと
「依頼するとき、Mix師に何を伝えたらいいかわからない…」
「Mix師で依頼を受けるけど、いつもクライアントとの最初のやりとりで手間取る…」

 

「歌ってみた」の制作に携わったとき、こう思ったことはありませんか?

筆者も「最初のやりとりがスムーズにいかない」という経験したことがあります。

しかしこれまで100件以上もの依頼をこなしてきた経験から、ある程度コツをつかみ、徐々にスムーズに進行できるようになりました。

 

今回はその「コツ」をまとめた、「Mix師に伝える・歌い手に聞くべき5つのこと」をご紹介します!

 

これに沿って依頼をすれば、スムーズに制作をスタートできるようになります。

※あくまで個人の経験に基づいたものですので、「絶対」ではありません。参考までにご覧ください。

 

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Mix師に伝える・歌い手に聞くべき項目

 

ズバリ5つです。

 

1.名前と依頼概要
2.MIXの要望
3.使用用途
4.納期
5.予算

 

それでは順に見ていきましょう。

 

1.名前と依頼概要

 

まず最低限の礼儀として、最初に名前を名乗るところからスタートします。

ここを逃すと、特に相手が社会人の場合「信用できない人」と判断されやすいので注意が必要です。

 

依頼する場合は、次に「MIXをしてもらいたい」ということを伝えます。

今回最も重要なのは「MIXをしてもらいたい」ということ。

ざっくりでいいので、ここで先に依頼概要を伝え、相手に「Mixの依頼だ」ということを認識してもらいます。

 

2.MIXの要望

 

次にMIXに関する具体的な要望を伝えます。

 

「この曲みたいなMIXに仕上げて欲しい」「最後はフェードアウトさせてほしい」などですね。

 

「MIXの完成図」を伝えることにより、相手が技術的に対応可能かどうかを考えてもらえます

あとから「やっぱりできません」とならないためにも重要です。

 

3.使用用途

 

次は使用用途です。

 

「YouTubeとニコニコに投稿します」
「CD音源化します」
「ライブハウスで流します」

 

このように、その曲がどの場所で再生される・使われるかを伝えます。

 

MIX師は、使われる場所によってラウドネス(音圧、音量)を調整しなければなりません。

例えばYouTubeにはラウドネスの制限があるので、制限値まで音量をギリギリまで引き上げます。

一方oundCloudには制限がないので、音が悪くならない程度までなら、いくらでもラウドネスを上げられます。

 

他にも再生される条件によって仕上げかたを変える必要があるので、こちらは必ず伝えましょう。

 

4.納期

 

次は納期です。

「いつまでに完成させたいか」「いつまでに音源を渡して欲しいか」を伝えます。

納期が特に決まっていないなら「納期はいつでも構いません」と伝えれば良いですが、場合によってはそのまま放置されてしまう可能性もあります。

 

そんな時は、自然にフェードアウトしないように「相手に負担を与えないぐらいの納期」を伝えると良いでしょう。

納期が決まっている場合は、「最終納期」と「中間納期」の2つに分けるとよりスムーズに制作ができます。

 

例を見てみましょう。

 

中間納期は12/10で、この時にMIXの方向性が合っているかどうかの確認
最終納期は12/20で、ここで完成音源を渡してもらう

 

こうすることで、「MIXの方向性(進捗)のチェック」「最終納品までの時間・余裕」をしっかり確保することができます。

「最終納品は12/20」とだけ伝えると、もしかしたら12/20に納品されるかもしれません。

その時「12/20に納品されたものが全然理想と違った。結局修正に時間がかかり、20日を過ぎて納品された」となったら大変ですよね。

 

納期の提案の仕方1つで、制作をスムーズに進められるかも左右されます。

 

5.予算

 

次は予算です。

「無償で承ります」と公言している人以外には、基本的に支払いが発生します。

 

「ギャランティーは1曲5000円で考えておりますが、いかがでしょうか」
「予算は1万円です」

 

このように、具体的な金額を提示しましょう。

 

いくら払ったいいのかわからない場合は、事前に相場を調べるか、「いくらで引き受けてもらえるか」を聞いてみましょう。

お金に関しては言いづらい面もありますが、ここを曖昧にしてしまうと後からトラブルが発生します。

ここについてはしっかり言及しておきましょう。

まとめ

 

依頼の交渉は、制作を始める第一のステップです。

 

「依頼概要」「MIXの要望」「使用用途」「納期」「予算」

 

この5つをしっかりと伝えて、スムーズなやりとりを行えるようにしましょう。

 

ちなみに依頼や仕事をスムーズにできるようになるためのテクニックを知りたい方には、こちらの本がおすすめです。