レコーディング・ミキシング・マスタリング技術をすぐ上げる7つの方法
- 2019.03.09
- ミキシング・マスタリング
- レコーディング, ミキシング, マスタリング

海外で活躍しているオーディオエンジニアが「自分が実践したものの中で、実際にオーディオエンジニアリングの技術が早く上がった方法」を教えてくれました。
その方法をご紹介します!
・早くミキシングやレコーディングの技術を伸ばしたい方
・自分の今のやり方が合っているのか不安な方
このようなお悩みをお持ちの方には必見の内容です。
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1. 機材はそれほど必要ない
オーディオエンジニアリングを始めた頃は、ものすごく高いヴィンテージの機械を揃えるのにお金と時間を使っていました。
でも多くの優秀なエンジニアは、最小限の機材でベストな音を作ることができます。
機材だけがレコーディングそのものやエンジニア自身を作るわけではないですし、高い機材があるという理由だけでクライアントが来てくれるわけではありません。
まずは今持っている機材とレコーディングについて学ぶところから始めましょう。
2. 基本から始めること、すぐ応用に手を出そうとしない
1でお伝えした通り、最小限の環境から始めるのはとても良いことだと思います。
例えば、「たった2つしかないマイクでドラムを録る時はどのようにしたらいいんだろう?」という課題が出てきたとします。
すると、機材が少ないながらも「どうしたらベストな音が録れるのか?」を知るために、何度もマイクを位置を変え、トライすることになります。
機材が十分でないからこそ試行錯誤を重ねることができ、基礎を学ぶ良い環境ができます。
このような経験が、マイキングだけでなく耳を鍛えることにもつながります。
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3. 運営・進行は、最も見落とされやすい重要項目
エンジニアは、ただDAWの使い方がわかっていればいい、ただマイクのセッティングがうまくできればいいというわけではありません。
レコーディングをスムーズに進めるスキルも求められます。
残念ながら、このスキルの重要性は見通されがちです…。
エンジニアは、レコーディングをスムーズに進行できているかだけでなく、クライアントが良い時間を過ごし、あなたと楽しく仕事ができているかにも着目することが大切です。
クライアントはあなたにお金を払っているわけですから、もしくクライアントが良い時間を過ごせず、うまくプロジェクトが進まなかったら、「もう一度この人に頼みたい」と思ってもらえないでしょう。
誰だって何度も仕事を頼まれたいと思いますが、そのためにはクライアントに満足してもらうことが必要です。
4. オートメーションがミキシングをより良くするカギになる
オートメーションを使いましょう。
コンプレッサーを使う前に、まずオートメーションを使ってみること。
オートメーションはあなたのミキシングをほんの少しレベルアップさせてくれます。
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5. クライアントは、ただ単にあなたの目の前に現れるわけじゃない
クライアントを獲得するのは、よほど名前のある人でないかぎり難しいですよね。
なので、積極的に外に出て人と話すことが必要となってきます。
ライブに行ったり、友達を作ったり、地元の活動に参加したり、バンドをやったり、クラブでDJをしたり、自分でライブをやってみましょう。
多くの人があなたを知るようになれば、あなたに依頼してくれる人も増えます。
多くの人は自分の友達か、自分のプロジェクトに投資してくれる人と仕事がしたいはずです。
フレンドリーに、音楽を楽しみ、そしてもっと「あなたと仕事がしたい」と思ってもらえるようになりましょう。
6. 自分の耳を信じ、新しいことに挑戦をするのを恐れない
同じEQや同じコンプを使うようになってしまうのは、誰しもあることですよね。
僕も、前のプロジェクトでそれがうまくいくとわかると、ついついそうしてしまうことがあります。
僕が優秀なエンジニアから聞いたのは、「機材のセッティングはそのままにしておき、特定の楽器にのみその設定を使うようにする」ということです。
僕は、もし自分がその素晴らしいエンジニアで、すでにありとあらゆることにトライ済みで、どんな音がベストなのかを知っているのなら、これはすごく良い考え方だと思います。
でももしそうでないのなら、このような考えはあなたの成長を妨げてしまいかねません。
新しいことに挑戦しリスクを取るかわりに、すでにうまくいくとわかっている前の曲で使った設定をそのまま使おうとしてしまうかもしれないからです。
僕は自分に、新しいことにチャレンジするよう言い聞かせています。
新しいマイクの位置、テクニック、機材、プラグインなどなど…
僕を引き止めてしまうのは、「何が良いかを知っている」という自信の欠如です。
もし僕は新しいマイクやテクニックにトライしてその時はいいなと思っても、次の日にはダメだと気付いたとしたら…?
僕らはその音を良いなと思う時間があっても、数日後には「あの時は何を考えていたんだ…」と思うことがあります。
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7. 10,000時間投資しよう
良いエンジニアになるには経験が必要です。
僕の駆け出しのころは、良いミキシングと良い音作りをすることをすごく考えていました。
トライすればするほど、その2つにたどり着くまでに悪いミキシングをすることにもなります。
今いる全ての優秀なエンジニアは、昔はダメなエンジニアだったはず。
でも僕にとって一番辛かったのは、僕がダメだということを知ることでした。
これは全ての人に言えるというわけではありませんが、僕は多くの人が最初からすごいエンジニアで、でも僕は自分のミキシングが他のプロの人はもちろん、自分と同じぐらいだと思うようなエンジニアのレベルにさえも及ばないことをわかっていました。
へこたれて自信をなくすのは簡単です。ただただ、頑張り続けるしかないのです。
僕は今でも毎日新しいことを学んでいます。
また、自分が持っている基礎や耳、そしてそれらがより素晴らしい創作に導いてくれると信じることが、自分の成功につながると思っています。
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