音楽制作で重要な4つのTips ~音楽理論編 Part1~【海外プロが教える!】
10年近く海外で活躍する音楽プロデューサーが、音楽制作で使えるTipsを紹介してくれるシリーズ。
今回はDAWでの音楽制作における「音楽理論編Part1」です。
「メロディー」や「コード」など、音楽的要素についてご紹介します
楽曲制作に行き詰まる方、なんとなくメロディーやコード進行がつまらなくなってしまう方は必見の内容です!
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1. スケールを調べよう
音楽プロダクションの初心者であれば、スケールから始めるのが良いでしょう。
スケールとは、相性の良い音の組み合わせのことです。
メロディーに対してどの音を使ってもいいのか?という簡単な決まりみたいなものですね。
とはいうものの、メロディーを正しく作ったのであれば、メロディー全体のスケールを切り替えることができます。
曲においても、その間のブリッジとして使えるスケールの音を使って、スケールを切り替えることができます。
2. 相対キーを調べよう
「相対キー」とは、相対スケールとも呼ばれ、特定のコードと相性の良いルート音のことを指します。
多くのイメージを持つ簡単な概念なので、もし自分でどちらも調べられたら良いと思います。
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3. タネをまき、後で刈り取ろう
これは曲やメロディーにおいて、あとからもう一度メロディーのパターンを使えるよ、ということです。
例えば3つの音が上がっていくスケールをメロディーで始まったとしたら、そこからメロディーを作ることができます。
メロディーの途中、あるいはメロディの最後で、だんだん下がっていく音階を作ってみたり…。
そしてこのパターンを違う音で試したり、同じ距離を保ちながら相対的に音程を上げ下げする(スケール的に音が調和しない場合は、その調和しない音を半音上げ下げして調整してください)、ということを繰り返します。
これでただの繰り返しに聞こえるようにならずに済み、プラスメロディーに一貫性を与えることができます。
ついでに言うと、音楽は「パターン」に他なりません。
人間の脳はパターンと繰り返しが大好きで、私たちの論理思考に話しかけます。
もし作ったメロディーが気に入ったら、そのパターンと、それらがお互いにどう反映しているか・どう付随しているかを分析し、メモしておきましょう。
これらは俗に言う「モチーフ」となり、今後何度も使える万能な素材になります。
4. コード中の1音をオクターブ上/下に置き換えてみよう
これはコード調整のことで、どの音を動かすかによって「転回」や「コードボイシング」と呼ばれます。
たとえば、コードの上もしくは下の音をオクターブ上・下に変えると、スケールと相対キーは同じでありながら、違った音に聞こえるようになります。
これは、メロディーに対する次のコードに迷った時などに使えるテクニックです。
前に使ったコードをもう一回使いつつ、メロディーに合わせて変えていきます。
この方法を使うために制作で行き詰まるような必要はありませんが、これはコードに関係なく適用することができる、便利なトリックです。
時々元のコードの方が良い時もありますが、この調整したコードの方が良い時もあります。
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まとめ
今回はスケールやキーなど、音楽理論における基本を中心としたお話でした。
基本的なことではありますが、飽きさせない楽曲を作るためには重要なTipsでしたね。
ぜひトライしてみましょう。
より音楽理論を学びたい方、今まで音楽理論を勉強しようとしたけど挫折してしまった方にはこちらがおすすめです。
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